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京都で一番古い老舗洋菓子店「村上開新堂」。待望のカフェスペースがオープン!

  • 2017.5.12
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京の老舗が建ち並ぶ寺町通。京町家が軒を連ねるこのエリアに、ひときわ洋の雰囲気を感じさせる建物があります。明治時代に創業した、京都で最も歴史のある洋菓子店「村上開新堂」です。

創業当時の香りを感じさせる店内に並ぶのは、昔どこかで出会ったような心くすぐられる焼菓子たち。レーズンやアプリコットがのった「ロシアケーキ」をはじめ、マドレーヌやダックワーズなどがかわいらしく整列しています。

「テイクアウトだけでなく、店内でもお菓子をいただきたい」とのお客さんからの長年の要望に応え、2017年3月末にカフェスペースをオープンしました。

元は住居だった空間をカフェに改装

カフェスペースは、お店の奥にあります。
元々はご家族の住居だった場所を改装したのだそう。一歩足を踏み入れれば、従来のレトロな雰囲気とは対照的であることに驚かされます。

カフェ全体はウッドテイスト。
開放的なお庭とぬくもりのある北欧系のインテリア、そして和のしつらえが不思議とマッチしたシックな空間が広がっています。

さらに全体の印象をぐっと引き締めてくれるのが、シャープな印象のカウンター。実はこれ、錫製。同じ寺町に店舗を構える、錫製品の老舗「清課堂」が手がけたものなのです。

店内をぐるりと見渡せば、カウンターの横に扉があることに気づかされます。
扉を開けるとそこには、従来のお店をそのままカフェにしたような個室があらわれます。「村上開新堂」ならではのクラシカルな雰囲気を堪能したい方にはこちらがおすすめ。

若手職人がこだわって生み出した限定メニュー

さて、このような空間でいただけるスイーツとは、一体どのようなものでしょう。
「村上開新堂」の定番商品をドリンクとともにいただける「焼き菓子セット」は900円。「ロシアケーキ」やマドレーヌなどお好きなお菓子を選べます。

カフェでしか味わえないメニューにも注目したいところ。1日各10セットのみの「カフェ限定スウィーツセット」は1200円。「ほうじ茶のシフォンケーキ」と「フォンダン・ショコラ」の2種から選べます。

同じく寺町にある「一保堂茶舗」の極上ほうじ茶を贅沢に使用した「ほうじ茶のシフォンケーキ」は、しっとり食感が特徴。すっと香り立ちながらも苦くなりすぎず、なおかつ口当たりのよさを壊さないよう計算されつくしたバランスで茶葉が練り込まれています。添えられるのは軽めの生クリーム。見た目はボリューミー、けれどもさらっといただけるのもうれしいところ。

一方で、お皿の上にちょこんと上品にのっているのは「フォンダン・ショコラ」。カカオ64%のチョコレートで仕上げた、甘すぎず苦すぎずの絶妙なラインはまさに職人のわざ。
添えられるのは、砂糖を控えめにした生クリーム。さらにフランボワーズでさりげなくおめかしした、見た目にも美しい、京都らしさあふれるひと皿です。
軽い食感のシフォンケーキと濃厚な味わいのフォンダン・ショコラ。その日の気分に合わせてお好みの味わいを選んでみてはいかがでしょう。

極上の“おもてなし”をいただく贅沢感

オリジナルのお皿やカトラリー、店名が空押しされた革張りのメニューなど、細部までこだわり抜かれた極上の“おもてなし”。

洋菓子の老舗が生んだ、シックなカフェで大人のひとときを過ごしてみませんか?

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