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ワークライフバランスに悩む女性必見!フレックスタイム制のススメ

  • 2017.5.12

「フレックスタイム制」という言葉は、誰でも一度は耳にしたことがありますよね。
こんなに広く認知されている「フレックスタイム制」ですが、実はこの制度を導入している企業は、日本国内では約5%ほどなのだそうです。
普及率は低いものの、「一生涯働き続けたい」と希望する女性の増加に伴い、このフレックスタイム制は年々ニーズが高まってきており、注目を浴びているようです。
今回は「フレックスタイム制」についてご紹介しましょう。

フレックスタイム制とは

フレックスタイム制度とは、あらかじめ規定で決まっている一ヶ月を上限とする一定期間の総労働時間をあらかじめ決め、その中で、各日にどのくらい働くかを、働く人自身が決められるという制度です。

多くの会社では、全員が必ず勤務すべき時間帯(コアタイム)、始業と終業の時間を労働者自身で決められる時間帯(フレキシブルタイム)を分けて運用しているようですが、コアタイムを設けず、すべてフレキシブルタイムにしている会社も多いようです。

フレックスタイム制のメリットとは

フレックスタイム制が導入されると、1日につき何時間、いつ働くかは個人にゆだねられることになります。

ですから「毎日、必ず9時から18時まではオフィスにいなくてはいけない」という概念がなくなり、もっとフレキシブルな時間の使い方が可能になるのです。

例えば、「今日はどうしても子供の用事で早く帰らなくてはならない」という場合は、仕事を早めに切り上げ、別の日に長時間働けばよいということになります。
または、介護をしながら働く女性の場合は、デイケアへの付添いがある日は、遅く出勤し、それ以外の日には早めに仕事を開始する・・・ということも可能になります。

つまり、それぞれの家庭の事情を抱えており、9時18時の働き方では不自由が多いと感じている人にとっては、大変便利な制度と言えるでしょう。

家庭の事情がなくてもメリットはある

今現在、子供や介護すべき家族がいないという人にとっても、フレックスタイム制度は
さまざまなメリットをもたらしてくれます。

たとえば、勤務開始時間を少しずらすことで、電車やバスの通勤ラッシュを避けて出退社できるようになるので、ストレスは軽減されるでしょう。

さらには「同僚が定時で誰も帰らないから、私も帰りにくいな」と無駄な残業をするようなこともなくなるのではないでしょうか。

働く時間を、自分にとってより快適に、そして効率的に使えるようになれば、仕事でも生産性があがり、プライベートも充実していきますよ。

フレックスタイム制度のデメリットとは

社員が自分で出社、退社時間を決められるというのは大きなメリットではありますが
従業員が全員いる時間(コアタイム)がある会社は別として、全員が揃っている時間が少ないため、朝礼や打ち合わせがしにくく、報告連絡相談などがしにくいこともあるかもしれません。

また社内に従業員が誰もいなくなってしまう時間帯が発生するのを避けるためにも、コアタイムはどうしても正午前後に設定することになりますので、「介護中の親を、混んでいる大学病院に連れていきたい」「今日は試験期間で子供が午前中に帰ってくるから、お昼すぎに帰りたい」というような場合は、これまで通り「半休」を消化していく必要が出てきます。

また顧客や取引先相手に仕事をしている部署の場合は、いくらフレックスタイム制が導入されたとしても、基本的にお客様や取引先の都合に合わせて働かなくてはならず、あまりフレックスタイムの恩恵を受けられないという不公平感も否めません。

女性が働きやすい社会に…

フレックスタイム制を導入している企業は、まだまだ少ないものの、今後ますます女性の労働力を期待される社会になる中、フレックスタイムはもっと柔軟に活用できるような制度に変化していくのではないでしょうか。
家庭のさまざまな事情を抱え「もう仕事を辞めるしかないかも」と悩んでいる女性は、ぜひ一度フレックスタイムを導入している企業への転職も視野にいれてみてはいかがでしょうか。

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