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当然の権利じゃない? ワーママが急な欠勤をとがめられないコツ

  • 2017.5.11
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こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。

ご相談にいらっしゃる独身女性からたまに聞く「子どもがいる時短社員から仕事を押し付けられた」という愚痴。

中にはせっかく休みの日にデートの予定を入れていたのに、 子どもが熱を出して代わりに出てといわれて泣く泣くデートを断ったという方も。

今回は、働く女性の応援団長で『トップセールスレディ育成塾』を主宰している朝倉千恵子さんに、子どもがいる場合に同僚とうまくやっていく働き方 と、子どもを盾にして権利を振りかざす女性社員の取扱い方 についてインタビューしました。

●男性の意識改革や制度もまだまだ

「働き方改革」「女性活躍推進」の中で、女性のために制度を整える企業は増えてきましたが、男性はというと、意識改革も制度もまだまだなのです。

古い考え方にこだわる男性や、子育てに関わりたいのに休めない男性社員も多い。

残念ながら、「子どもがいるんだから休むのは当たり前」と考えている女性社員もいらっしゃいます。

しかし、「当たり前」と思って自分の家庭と子どものことだけを考えていると、思わぬところで不満を買う ことになりかねません。

●子どもがいる女性が働く際に気を付けるのは、前倒しで仕事を終わらせること

私は昔、小学校教員でした。何があるかわからないから、4日分の授業は用意しておくようにと教頭先生から言われておりました。

子どもが熱を出すというのはよくあること。それで自分が帰ることになったとしても、他の先生に頼めるようにして授業の準備をしておけば授業を離れることもできます。

まさに段取りが全てです。

自分が堂々と休めるように、前倒しで仕事を終わらせるようにする癖をつけて、余った時間で「何かお手伝いすることないですか?」と先に周りを助けておきましょう。

当然の権利と言わんばかりに休む人と、初めに自分から周りを助けている人では、同じ状況でも受け取る印象は全く違う でしょう。

本来、人間はみんな良い人。助けてもらったら助けてあげたくなるものです。だったら自分ができるときに先にGIVEをしておきましょう。

自分がいてもいなくてもいいような仕事をしながら、当然のように「子どもが熱を出したから休みます」では権利とはいえイライラする方もいるでしょう。

仕事を休む際も後付けで言えばすべて言い訳に聞こえます。子どもが病気で復帰できるかわからないことはあるでしょう。

そんなときに、

×「もしかして、明日は出社できるかもしれません」

とあいまいなことを言って翌日も休むことになれば2回裏切ることになります。

○「しっかり看病して出社してから2倍働きますから2日休ませてください」

と言えばそのほうがずっと印象が良いです。

子育て期間はブランクにはなりません。子どもほど思い通りにならないものはありません。子育ては親育て、最高の訓練です。

前倒しでやりたくても仕事が遅れることもあるでしょう。

そんなときに「なぜ納期に間に合わないの?」と質問されて、「子どもが喧嘩をして幼稚園から呼び出されて大変で……」等と家庭の事情を言えばそれはすべて言い訳に聞こえてしまいます 。

働く女性に身につけてほしいのが低めの「声」と「話し方」です。

女性が高い声で話すと、ヒステリックな印象で終わることも。不思議ですが、お母さんが「静かにしなさい」と高い声で言っても子どもは言うことを聞かないでしょう。

落ち着いた低い声で話すと相手も子どももしっかり聞いてくれます。

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朝倉さん、インタビューご協力ありがとうございます。

声については激しく同意します。“キンキン声”だと人がいくら良いことを言ってもなぜか重みがなく聞こえることも。朝倉さんの声もとても聞きやすかったです。

【取材協力/朝倉千恵子】
小学校教員を経て、35歳で人生の崖っぷちに立たされ、“地獄の特訓”で有名な社員教育研究所に営業経験ゼロで中途入社。礼儀・挨拶を徹底した営業スタイルで約200人中1位のトップセールス賞を受賞。売り上げの9割は飛び込み営業による新規開拓。社員教育コンサルタントとして全国を飛びまわり、自らの経験を生かした渾身の研修・講演は多くの企業から支持され、高いリピート率を誇る。また、女性の真の自立支援、社会的地位の向上を目指した“凛”として生きる女性のための仕事塾TSL(「トップセールスレディ育成塾」)を主宰。TSLではボイストレーニングも内容に含まれております。卒業生は2,200名を超える。(株)新規開拓代表取締役社長。著書約40冊。最新刊『「だから女は」と言わせない最強の仕事術』(こう書房)。

●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)
●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)

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