1. トップ
  2. 恋愛
  3. 片親でかわいそう!? シンママが傷つく言葉と気持ちの切り替え方3選

片親でかわいそう!? シンママが傷つく言葉と気持ちの切り替え方3選

  • 2017.5.11

女手ひとつで生活し、子どもと向き合っているシングルマザーたち。その苦労は計り知れません。

しかし、彼女たちはシンママだというだけで周囲から偏見を持たれることも多いようです。

身近なママ友から心無い一言を浴びてしまい、立ち直れないほどのショックをうけるときもあるとか。

どのような言葉が彼女らを傷つけるのか、そしてどうやって気持ちを切り替えているのか。今回は、シングルマザーの皆さんを集めてインタビューを敢行しました。

●(1)「保育園に入りやすくていいな」……社会的優遇を羨む発言

インタビューに答えてくれたシンママたちから、最も多く聞かれたのがこちら。社会的に優遇されている面だけを切り取り、やっかまれるという声です。

特に保育園の入園については、どの家庭でも非常にナーバスになっていることもあり、こんなことを言われたりもするよう。

『運良く保育園に途中入園できたのですが、近所の待機児童ママから「シングルだと、保育園に優先的に入れるからいいよね〜 」と言われました。そのママさん、にこやかだったけど目が全く笑ってなくて怖かったです』(30代女性/1歳児のママ)

待機児童問題は深刻化の一途をたどっており、中には保育園に入るために偽装離婚をする家庭もあるほど。

そのあおりを受けての発言なのかもしれませんが、言われた方はもちろん快くないですね。

●(2)「シングルのくせに暮らしが豪華」……生活費用についての発言

生活費の面でも、さまざまなことを言われるようです。

とある彼氏持ちのシンママさんは、ため息をつきながらこう語りました。

『彼氏の存在を知ったママ友たちに「再婚しないのは、母子手当がほしいから でしょ」ってヒソヒソされています。子どものことを思えばこそ、まだ再婚せずにいるのに……』(30代女性/小学生のママ)

子どもが小さいうちは、子どもを第一優先に考えたい。だからこそ、再婚はしない。

それは母親として立派な姿であるはずなのに、事情を知らない他人から適当なことを噂されてしまうのはとても嫌な思いがしますね。

また、インタビューに応じてくれたシンママの中には、バリバリ働いて男性並みに稼いでいる人もいました。

ママは働き詰めの毎日ですが、一般的な家庭よりもかなりリッチな様子。お子さんには小学生から家庭教師をつけ、受験して私立中学に入れました。長期休みには親子で海外旅行にも行くとのこと。

そんな様子を見たママ友から、時々こんなことを言われるんだそうです。

『「へぇ〜。シングルなのに豪華な暮らし してるんだね〜」って。シングルマザーは、みすぼらしくて生活苦しくなきゃダメですか? そんなにバカにしたいですか?』(40代女性/中学生のママ)

各種手当を不正受給しているのでは? という目を向けられることもあり、社会の偏見にはショックを感じると呟いていました。

●(3)「お父さんいなくて寂しそう」……再婚をめぐる発言

シンママたちが直面する、再婚の問題。

再婚してもしなくても、周囲からはヤイヤイ言われてしまうようです。

『近所のママ友が、うちの子に「お父さんいなくて寂しいね 」って言ってたことが発覚して傷ついた。そういうことを子どもに言うのはやめてほしい』(30代女性/小学生のママ)

いっぽうで、再婚を選んでも厳しいことを言われてしまうよう。

『芸能人が子連れ再婚したりすると、「あの人は子どもより男を取ったのね。子どもがかわいそうね」とか言うママ友たち。私も再婚しようとしていたのですが、世間からはこんなふうに見られるのか……ってヘコみましたね』(20代女性/2歳児のママ)

再婚しなければ「子どもが寂しそう」、再婚すれば「子どもがかわいそう」。

どっちに転んでも、何かしら言われてしまうなんて理不尽ですよね。

●傷ついたときはこう切り替えよう!

このように、心無い発言にさらされがちなシンママたち。

言葉のナイフに傷ついたとき、どのように気持ちを切り替えているのでしょうか。インタビューからは、いくつかの方法が見えてきました。

●他人の目は気にしない!

シングルになった経緯は人それぞれ。他人はそれを全て知っているわけではありません。

何も知らない人が好き勝手に言うことは右から左へ聞き流し、自分と子どもの幸せだけを考えることで、心を守れます。

それでも揺らいでしまったときは、子どもの笑顔や寝顔をじっと見つめましょう。「この子のために頑張るんだ 」という気持ちで、また頑張ることができるかもしれません。

●資格の勉強を始める

勉強に没頭していれば、周りの雑音は耳に入りにくくなります。さらに、就職に有利な資格をもつことで、安定した生活基盤を手に入れやすくなります。

資格はシンママを守る鎧のようなものなのかもしれません。

●シングル同士の交流を持つ

似た境遇の人と交流するのも、気持ちを切り替えるためのいい方法です。

シングルマザーならではのグチをこぼしあったり、「シンママあるある」などをネタにして笑ったりしているうち、明日への活力も戻ってくるもの。

インターネットが発達した現在、SNSを通せば日本中のシンママと知り合うことができます。気軽にメッセージのやりとりができるので、ちょっとした時間で気分転換ができますね。

----------

いかがでしたか?

シングルでの子育てはとても大変。でも、子どものために頑張るママの姿を、お子さんはきっと見ています。

周囲の目につらい思いをしたときは、ちょっぴり休憩のタイミング。自分にあった方法で、うまく気持ちを切り替えられるといいですね。

●文/パピマミ編集部
●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)

の記事をもっとみる