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10円玉で消えるの? 靴のニオイをとる「消臭クッション」をかんたん手作り

  • 2017.5.10

スニーカーなどを頻繁に洗うのは大変ですが、汗を多くかく季節は数回も履けばニオイが気になってきます。また、水洗いが難しいパンプスのニオイも、女性にとっては悩みのタネ…。

この、靴の嫌なニオイをかんたんに予防できるのが、手作りの消臭クッションです。自宅にあるものを使って作るので、とても経済的。靴の蒸れが気になる梅雨もじきにやってきますので、作り方をマスターしておきましょう。

(c) beeboys - Fotolia.com

■臭いとりクッションの作り方
これから紹介する臭い取りクッションは小袋状になっていて、このような形状で香りをつけたものは「サシェ」といわれます。

作り方はとてもかんたん。履き古した靴下やストッキングにこれから紹介する中身を詰め、口をしっかり閉じれば完成です。

中身に粉末・粒状の材料を使う場合は、靴下などに穴が開いていないかを確かめてから使用しましょう。穴が開いている場合は、中身がこぼれてしまわないように繕っておくこと。また、薄いストッキングを使用する場合は、強度を高めるために数枚重ねて使います。

口の部分はそのままギュッと結んで作ることもできますが、見た目も重視するなら、かわいいリボンやひもで結ぶのがおすすめです。

<クッションの中身に使える身近な材料>

●湿気対策にも役立つ【重曹】
重曹には、靴のニオイだけではなく湿気も吸収する働きがあります。そのため、クッションの中身に最適。香りをプラスしたい場合は、好みのアロマオイルを数滴加えましょう。

●銅イオンで消臭!【10円玉】
10円玉の銅イオンには、雑菌の繁殖を抑える効果があると言われています。ニオイとりクッションの中に数枚入れると、重曹と同様に消臭効果が期待できます。

ただし、銅イオンの発生には水分が必要。靴が乾いた状態よりも、少し湿った状態の方が効果は高いといえるでしょう。そのため、汗や湿気が残っている、脱いだ直後に使用するのがおすすめです。

●捨てないで!【乾燥させた茶殻】
茶殻には脱臭効果があるとされ、昔からいろいろな場所の掃除に活用されてきました。代表的なものは畳掃除の際に茶殻をまいて掃くという方法で、この場合は出がらしのお茶の葉をそのまま使用。これによって畳の目の奥のゴミまでしっかり除去することができ、さらに脱臭効果も期待できます。

しかし、靴のニオイとりに使用するなら水分は厳禁。茶殻をしっかり乾燥させてから、クッションに詰めましょう。水分が残っていると、カビの原因となります。

●下駄箱の消臭にも役立つ【ドリップ後のコーヒーの粉】
茶殻と同じように、ドリップしたあとに残ったコーヒーの粉にも消臭効果があります。こちらも、よく乾燥させてからクッションに詰めましょう。

乾燥させたコーヒーの粉が残ったら、下駄箱やトイレの消臭剤としても使えます。缶などの容器に粉を入れ、フタのかわりにガーゼをかぶせて輪ゴムやひもでとめたら、手作り消臭剤の完成。嫌なニオイを吸収してくれます。
重曹のみ、または10円玉で作ると香りはありませんが、茶殻やコーヒーの場合は、材料の香りをほんのり感じることができます。

さわやかな緑茶の香りが好きなら茶殻で、いろいろな香りを楽しみたいときは重曹にアロマオイルを加えて。材料を乾燥させる手間が面倒なら重曹や10円玉を…。状況や好みに合わせて中身を選びましょう。

■湿気が気になるときは、まず除湿を
梅雨時や汗を多くかいた日は、靴の中が湿気でいっぱいに。そのまま放置すると、ニオイやカビの原因となります。

そんなときは、新聞紙を丸めて靴の中に詰めておくのがおすすめ。新聞紙が湿気を吸ってくれるため、靴の中にこもった湿気を取り除くことができます。古新聞はすでに空気中の湿気を吸い込んでいることもあるため、できるだけ新しい新聞を使うのがポイントです。

どれだけ足をケアしていても、靴にニオイが残っていては台無し。身近な材料で作るオリジナルの「臭いとりクッション」なら、必要なときにすぐ準備して、こまめに靴のニオイをケアできます。これからやってくる梅雨・汗の季節に備えて、作ってみてはいかがでしょうか?


(森川ほしの)

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