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欧米で大ブーム! デンマーク発の“ヒュッゲ”を知ってる?

  • 2017.5.10

世界の幸福度ランキングで常に上位にランクインするデンマーク。そのデンマーク発のライフスタイル「ヒュッゲ」を知っていますか? 今、ヨーロッパやアメリカでは大ブーム! 日本にもいよいよブームがやってくるかも!? そんなブームの兆しを前に、一足先にデンマークの伝統的なライフスタイルや欧米での取り入れ方をご紹介します!

【ヒュッゲはデンマークの伝統的な暮らし方】

そもそも“ヒュッゲ(hygge)”とは、デンマーク語で「幸福」や「心地よさ」を意味する言葉。デンマークでは寒く長い冬を快適に過ごすための知恵として古くから親しまれてきた文化のひとつでもあります。例えば、暖炉の火を見つめながら暖かなホットワインを飲んだり、キャンドルに光を灯して食事を楽しんだり、自宅でパンを焼いてゆっくりと料理をしたり……。家族や親しい仲間と自宅でゆったり楽しむ、そんなのんびりとした過ごし方が、伝統的なヒュッゲな暮らし方です。

 

【欧米では新しいライフスタイルとしてブーム】

昨年、オックスフォード辞書が選んだ「世界の今年の言葉」の最終選考にも残ったという、欧米で大きな話題を呼んでいる“ヒュッゲ”。デンマーク人にとって文化であるヒュッゲですが、ヨーロッパやアメリカではライフスタイルに合う形にアレンジして取り入れられているようです。特にマインドフルネスやウェルネスにおける新しいスタイルとして認識されていて、実に昨年だけでヒュッゲに関する本が20冊以上も刊行。そのほとんどがヒュッゲの楽しみ方にフォーカスしたハウツー本です。ヒュッゲのための料理やインテリア、クラフトアートなどが紹介され、デンマークの伝統的なライフスタイルを見習った「素敵で快適な過ごし方」に注目が集まっています。

 

【日本ではどんなヒュッゲが可能?】

「日本でもヒュッゲを生活に取り入れることで、心の充実だけではなく、リラックスした時間を過ごすことができます」。そう語るのは20年前から北欧インテリアの輸入を行い、北欧文化に精通する芳子ビューエルさん。日本ではまだなじみの少ない、ヒュッゲというライフスタイルについて、便利なモノは取り入れつつ、誰でも簡単に始められる日本流ヒュッゲを提案しています。 

【日本流ヒュッゲ3つのポイント】

世界のライフスタイルに精通する芳子ビューエルさんが提案するヒュッゲの3つのポイントとは。

1.簡単に始めることができる

「手間や時間は掛けすぎずに、ジャムやオーガニックジュースを作ってみる。冷蔵庫などをフル活用して楽に楽しく食生活を楽しんでみましょう。また毎日の暮らしに花を取り入れて気分を切り替えてみるのもおすすめです」

2.居心地のよさを追究する

「家でゆっくりとくつろぐために、カーテンや家具などインテリアを見直してみてください。またお気に入りのキャンドルホルダーを見つけてキャンドルを生活にといり入れて。そして家族や友人たちを招き、家で一緒に過ごす時間を作りましょう」

3.今ある便利なものは取り入れて楽しむ

「100円ショップなどを利用して、手軽にクラフトを楽しみましょう。クリスマスやバレンタイン、など季節のイベント毎に手作りキットなどを利用して料理などを楽しんで。また記念の花束でドライフラワーを作ってみるのもいいですね」

*芳子ビューエルさんについてはこちらへ。

また日本流のヒュッゲが体験できる北欧式のカフェとインテリアショップが高崎に間もなくオープン。カフェではデンマークのソウルフード、スモーブロー(オープンフェイスサンドイッチ)などが楽しめるそう。

たくさんの便利なモノや情報に溢れながらも、まだまだ幸福度が低いと言われる日本。身の回りにある小さな幸せに目を向け、心や生活を豊かにするヒュッゲを取り入れてみることで、毎日がもっと素敵に幸せに過ごせるかも知れませんね。

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