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サプライズで親子喧嘩に? 失敗例から学ぶ“母の日ギフト”の選び方3選

  • 2017.5.9
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こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

もうすぐやってくる母の日。誕生日以外にもう一度、母親に感謝を伝えることができる日です。

ただ、毎年のことだけに、何をして何をあげたらいいか迷うのも確か。

そこで、母の日ギフトを選ぶときのコツを、過去の成功例や失敗例のインタビューをもとに3つご紹介します。

●(1)サプライズは避けるのが無難

サプライズプレゼントは相手の嗜好にマッチすれば“大成功”ですが、万一ハズレてしまうと“大失敗”になってしまう大きな賭けです。

誕生日なら、家族以外にも複数の人からプレゼントを受け取ることが多いので、一つくらい失敗があっても笑い話で済みますが、母の日を祝うのは子どもだけ 。

失敗したときの場の盛り下がり度はハンパありません。

サバサバした性格でみんなに好かれているOさん(30歳女性)は、数年前の母の日に、母親の大好物のスイーツをドイツの知人に頼んで海外から取り寄せてサプライズプレゼントしたそうです。

ところが母親は、少し前の健康診断で血糖値の高さを指摘されて、糖質制限を始めてイライラが募っていたところ。

遠慮のない江戸っ子の母娘間だけに、「なんでこのタイミングで!」とまずは母がキレ、「そんなこと知らないし!」と娘も逆ギレし、しばらく音信不通になったそうです。

サプライズにこだわるよりも、本人の近況や希望に耳と目を研ぎ澄ましたほうが良さそうですね。

●(2)好みが分かれるファッション系のプレゼントは一緒に選ぶ

母も女性。身につけるものに対してはこだわりを持っているものです。

だからこそ、衣類などのプレゼントはせっかく選んだ品でも気に入ってもらえない という最悪の事態が発生しかねません。

Mさん(48歳女性)はおしゃれな義母(70歳イギリス人)への母の日のプレゼントに、毎年、スカーフやバッグなどのファッション小物を選んできたそうです。

『でもあるとき、義母がそれを身につけてくれていないことに気づいてね。同居している義弟に聞いてみたの。そしたら、赤十字に寄付しているみたいって。どう思う?』

ショックを受けたMさんは義母に直接抗議したそうです。

すると「だって私の趣味じゃないんだもの」との答えが返ってきたとのこと。一瞬絶句したものの、「じゃ、今度は一緒に買い物に行きましょう!」と宣言したというMさん。

それ以来、毎年母の日には一緒に買い物に出かけるようになり、義母もMさんも満足のいくプレゼントを選べて満足しているそうです。

気に入らないいただきものの始末は確かに困りもの。お互いの気持ちもお金もムダにならない方法を取りたいですね。

●(3)遠方への生ものプレゼントは要注意

宅急便や通販を利用すれば、遠く離れたところで暮らす母親のもとにどんなものでも送れます。

手作りのお菓子やちょっとしたお惣菜だって、クール便を利用すれば大丈夫。ただそれは、送ってすぐに相手が確実に受け取ってくれる場合 に限ります。

Aさん(52歳男性)は最近、男の料理クラスに通うようになり、趣味を超えた手料理を次々にマスターしています。

友人の私もご相伴にあずかることがあり、帰りには必ずキレイにパックされて保冷剤もついたお土産を持たせてくれるという、その腕前と気遣いにいつも感心させられています。

ところがそんなAさんにも失敗が。

『去年の母の日にケーキを贈ったんだ。母親が懐かしく話す生バタークリームのホールケーキを手作りしてね。ちゃんと生菓子を送るからって連絡をしておいたんだけど、かえってそれがアダになったんだよね』というAさん。

その日、息子からお菓子が送られてくるのを承知していた母親は、「すぐに帰るから」と隣人に荷物の受け取りを頼んで買い物に出かけた先で知人と偶然会い、帰りが遅くなってしまいました。

親切な隣人が受け取ってくれた生ケーキは5月の初夏の気温の中、玄関先に置かれて半日が経過してドロドロ。

『母から「ゴメン」と電話をもらってガックリ。でも、読みの甘い自分が悪かった』と反省するAさん。

もし、母が荷物の到着日を知らなければ、隣人に荷物の受け取りを頼まなければ、生ケーキの受け取りが遅れることはあってもクール便か冷蔵庫の中で無事だったはず。

複数の不幸な偶然が重なったせいとはいえ、『もう生ものは送らないことにしたよ』と話してくれたAさんの言葉には、母を思って手作りした品だっただけにズシリと重さを感じました。

●まとめとして

きっとみなさんの記憶の中にも、母の日プレゼントの成功例や失敗例が詰まっていることでしょう。

遠慮のない間柄であれば相手の好みを聞くのが一番失敗がない方法ですが、それではおもしろくないと思うのも確かですね。

ただ、無謀なサプライズやこちらの思い入れを詰め込み過ぎた品などは避けるのが無難な様子。

感謝の気持ちを示すためにも、確実に相手に届き確実にそれなりの喜んだ顔を見ることができる安全牌を選ぶのが、母の日ギフトで失敗しないコツのようです。

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)

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