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美容師が教える!クシを使って簡単にサラサラヘアをつくる方法

  • 2017.5.6

最近ではブラシはちょっと梳かす程度にしか使わず、毎日のスタイリングはコテやアイロンがメイン、という方も少なくありません。しかし毎日コテやアイロンを使っていると、髪の毛にも負担がかかってしまいます。週の何日かはブラシを使って髪の毛の負担の減らしたスタイリングをしてみませんか?

画像:河村タカシ
ブラシでのセットが苦手という方も、正しい使い方がわかれば簡単にサラサラヘアをつくることができます。今回は色々な種類があるブラシの中でも、よく使われる“デンマンブラシ(写真左)”と“ロールブラシ(写真右)”を用いたセット法について美容師の筆者がご紹介いたします。
 

デンマンブラシ:ツヤと適度なカールをつくれる

デンマンブラシは目が大きく、一度にたくさんの髪の毛を梳かすことができます。クシ目がナイロン製だと引っかかりも出にくく、髪の毛を適度なテンションでブローすることができ、柔らかなカールをたのしめます。
あまりクセをしっかり伸ばさなくても大丈夫な方、ツヤと適度なカールがほしい方にはお勧めです。それではデンマンブラシを用いたセット法をご紹介します。

画像:河村タカシ
髪の毛を8〜9割ほど乾かしたあとに、デンマンブラシを根元から毛先に通してドライヤーをあてていきます。ドライヤーは毛先の方へ風を流すようにあてることで、キューティクルを整えツヤ感がアップし、デンマンブラシのクッション部分がなだらかにカーブしているので、適度なカールがつきます。

画像:河村タカシ
髪の毛に熱を加え、そのまま冷ますことでスタイルをキープすることができます。毛先に熱を加えた後はすぐにブラシをはなさず、ドライヤーを外してブラシは固定したまま待ち、熱が冷めてからはずすようにしましょう。
 

ロールブラシ:クセを伸ばすのに最適

ロールブラシもナイロン製のもの、毛クシのものがあります。ナイロン製のものは滑りがよく、毛クシのものは目も細かく、髪の毛をしっかりとらえることができます。毛の硬さも様々ですが、硬めのほうが髪の毛をとらえるので、クセをしっかり伸ばしたい方や毛先のカールを愉しみたい方にはお勧めです。

画像:河村タカシ
クセがある方は7割ほど乾かしたら根元からしっかり髪の毛をブラシにとらえながら、クセを伸ばしていきましょう。

画像:河村タカシ
クセを伸ばすときも、しっかり髪の毛を伸ばして熱を加えたのちに、伸ばした状態で冷ますことでスタイルをキープできます。
他にもロールブラシの丸さを活かして、毛先から髪の毛を巻き付けてることでカールの調整もできます。

画像:河村タカシ
向かって右側の髪の毛が、ロールブラシを使ってセットした状態です。左右でカールの強弱が出ていますね。
 
ブローするときの注意としては、何度もブラシを通してドライヤーをあててしまうと髪の毛の水分がなくなり、ダメージや静電気が起きる原因になりますので、オーバードライには気を付けましょう。
またしっかり丁寧に熱を加えて冷ますことで、髪の毛にツヤを与えたりクセを伸ばすことができます。慣れれば簡単にできますので、コテやアイロンを使わずに髪の毛の負担を減らすブローを、朝のスタイリングに取り入れてみませんか?
【画像】
※ 河村 タカシ

【筆者略歴】

河村タカシ

大阪のヘア&メイク集団のオフィスタクシーに所属。美容室タクシーでサロン業務をこなしながら、CM、雑誌、ショーなど様々なヘアメイクの分野でも活躍中。

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