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レトロなオリジナル文具にほっこり。吉祥寺「36 Sublo(サブロ)」

  • 2017.5.3

吉祥寺にある文具店「36(サブロ)」。古き良き日本の文具屋さんを彷彿とさせる佇まいの店内には、子どもの頃に使っていた懐かしい文具やレトロな雰囲気の紙雑貨などがぎゅっと詰まっています。個性的なオリジナル文具や、オーナーさんが携わっている文具ブランド「水縞」の商品がたくさんあるのも、サブロの魅力です。毎日がちょっと楽しくなるようなオリジナル文具を探しに、出かけてみませんか。

吉祥寺駅から徒歩5分。1階に不動産屋さんが入ったビルの階段を上って、2階にある「36(サブロ)」の扉を開けましょう。扉を開けると、明るい陽射しが差し込む広々とした文具空間が迎えてくれます。

吉祥寺の路地裏でお店を始めた2004年から「いつの時代もスタンダードで長く使い続けられる文具」を中心にした商品セレクトは変わりません。現在の地に移転してからはさらに、「古くて、渋くて、懐かしい」文具雑貨を数多く揃えているそうです。

棚やテーブルに並ぶたくさんの文具に目移りしてしまいますが、目線を下げると、引き出しの中からも文具が。開けてみるとマッチ箱が入っている……と思いきや、実はこれ、ふせんでした。

思わぬところから普段目にしないデザインの文具に出合えると、つい隅々まで探したくなりますよね。

つい笑みがこぼれる、個性豊かなオリジナルはんこ

現在の場所に移転してから、オリジナル文具も徐々に増えてきたといいます。中でも特に、ハンコは人気が高いアイテム。棚の一角には、手描きイラストやレトロな書体のハンコがずらりと並んでいました。

こちらは珈琲グッズのハンコ。ドリッパーやサイフォンなどのグッズが、どこか力の抜けたイラストで描かれています。コーヒー好きの友達に贈るメッセージカードに、ぽんとひと捺ししたら喜んでくれそうですね。

トレイの上2段に入っていたのは、0から5までの数字を手で表したイラストの「手数字ハンコ」。6以上の数字を表現するには、段差をつけて重ねて捺すと両手で示しているかのように見えますよ。

下4段には、0から9までの数字を人が全身で表現している「人数字ハンコ」が並んでいました。きっちり角度をつけたり、絶妙なカーブを描いたりして一生懸命数字をつくる人たちに、思わずクスリと笑ってしまいます。ちなみに、数字になっている人たちには、それぞれ名前がついているんですって。

小学校のテストに捺されていたようなイラストのハンコもありました。その日の気分をにあったはんこを、ぽんと日記や手帳に捺してみるのもよいですね。開いたページがにぎやかになって、読み返すのも楽しくなりそうです。

レトロな絵柄の紙製品にも注目

もうひとつ、オリジナルアイテムで注目したいのが「紙製品」。ノートやぽち袋、包装紙などが揃います。

今年3月に発売されたばかりのオリジナル小袋は、涼しげな水色でさらりと描かれた柄が特徴的です。一見脈絡のない柄にも見えますが、よく見ると馴染みのある文具が描かれています。見つけられるでしょうか。

たとえば、こちらの絵。いかだに乗った3羽の鳥のように見えますが、よくみるとこのいかだは、丸太ではなく鉛筆でできているんです。他にも意外なところに文具が隠れているので、隅々まで探してみてくださいね。

こちらのペーパーバッグは、サブロのオーナーさんが手がけている文具ブランド「水縞」と、上質な紙を使ったノートが人気の文具メーカー「LIFE」のコラボアイテム。ライフ社の古い商品カタログにあった画像やイラストが、ペーパーバッグの柄になっています。

サブロの店内には、今回ご紹介したオリジナル文具の他、童心に返った気分になる懐かしい文具や、アンティークな雰囲気のお部屋に合いそうな小物もありました。今度の休日は、宝探し気分でお気に入りの文具や雑貨を探しに行ってみてはいかがでしょうか。

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