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【思考をキレイにする旅の仕方(68)】「ぼんやり」を大切にする

  • 2017.4.28

「ぼんやり」する時間が好きです。何を考えているんですか?と聞かれても困ります。考えているか考えていないのかわからないから、「ぼんやり」なのです。

ぼんやりの語源は、「戊夜(ぼや)」。夜明け前4時ころ、見えるか見えないかくらいの明るさの状態のことらしい。きっとその明るさが考え方にも影響してくるという塩梅で、そう言われるようになったのでしょうね。

宿泊先の窓辺で景色を眺めて、ぼんやりカフェで飲み物をすすりながら、ぼんやり散歩先の公園のベンチに座って、ぼんやり

何も考えていないことが多いですが、「はて、この先、どう生きていくかなぁ…」と大きな視点で考えていることもありますし、「さて、何を食べるかなぁ…」と今晩のことを考えることもあります。これという答えが出なくてもいいのです。あぁでもない、こぅでもないと抽象的な考え方を巡らせながら、途中で思考を停止させ、ぼんやり過ごすのです。

現代は白か黒か結果をはっきりすることが求められます。しかも短い時間で。それが必要な時代なのかもしれませんが、そればかりだと疲れてしまいます。答えが出ないことが、あったっていいんです。

text:イシコ http://sekaisanpo.jp/

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