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フォトジェニックな山手をめぐる―フィルムカメラを持って横浜さんぽ

  • 2017.4.26
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前回、ポパイカメラで失敗しないフィルムカメラの買い方について学んだ後、実際におすすめされたフィルムカメラを買って撮影してみることに。普段からフィルムカメラを愛用することりっぷスターユーザーのmaa!さんと訪れたのは初春の横浜。異国情緒あふれる横浜の街は、撮影スポットとしても大人気です。さて、どんな写真が撮れるのでしょうか。

山手エリアの西洋館めぐり

横浜さんぽのはじまりはJR石川町駅から。まず向かったのは、外国人居留地の面影を残す山手エリア。ここには「外交官の家」や「ベーリック・ホール」「エリスマン邸」など全9つの西洋館があります。

中でも、撮影スポットとしてmaa!さんがおすすめなのが西洋館の中でも最大規模を誇る「ベーリック・ホール」。クワットレフォイル(四葉)と呼ばれる小窓や、クラシックなピアノが置かれた広いリビングルーム、パーム・ルーム(温室)の噴水など、見どころが満載です。

撮影の前に、maa!さんに教わりながら、フィルムをカメラにセット。

フィルムで撮影できるのは36枚と24枚の2種類。枚数に限りがあるため、1枚1枚にかける緊張感も時間もデジタルカメラとは比べものにはなりません。本当にこのアングルでいいのか?と自問自答しながらの撮影がとても新鮮です。

「ベーリック・ホール」で撮影した後は、隣にある「エリスマン邸」で小休憩。洋館内にある「しょうゆ・きゃふぇ」で「アイス生プリン」(864円)を注文しました。

バニラ風味のムースアイスに最高品質の生の卵黄とカラメルソースをかけていただきます。卵のぷるぷるの様子やプリンのおいしそうな雰囲気を目のあたりにすると、ついつい撮影したくなってしまいます。

パノラマの横浜ベイブリッジを堪能

小腹が満たされたところで、再び山手の街並みを散策。山手本通りを下り、港の見える丘公園を目指します。通りには、灯台の形を模した電話ボックスや、レトロな外観がかわいい洋菓子店「えの木てい」、外国人墓地など、思わず、足を止めてしまうフォトジェニックなスポットがいっぱい。

港の見える丘公園に到着すると、たくさんのかわいらしい花々が出迎えてくれました。花の撮影は、思わずテンションがあがります。

港の見える丘公園といえば、ぜひ足を運びたいのが展望台。横浜港と、横浜ベイブリッジを望む絶好のビュースポットです。展望台では、スタジオジブリの映画「ココリコ坂から」おなじみの国際信号旗「U・W旗」が風になびく姿も見られます。ここで記念撮影する環境客の姿もちらほら。

撮影開始から約2時間が経過。フィルムカメラ初心者の私も少しだけカメラに慣れてきました。残りのフィルムを確かめながら撮影を続けます。

次の目的地は山下公園。展望台からヒルサイドガーデンを見下ろす細い道を、海を眺めながら進むのがmaa!さんおすすめの隠れた撮影ルート。ヒルサイドガーデンを真上から見下ろすダイナミックなアングルの写真が撮れますよ。

山下橋を越えたらあっという間に山下公園に到着です。

いざ、大さん橋へ!

山下公園で私たちを出迎えてくれたのは、国の重要文化財である貨客船「氷川丸」。黒くて巨大なその船は、現在、博物館船として山下公園で保存されています。船の周りにはかもめが飛ぶ姿も。横浜らしい絵になる風景が撮れること間違いありません。

また、大さん橋側にひっそりと建つ、緑の丸いドーム状の屋根が印象的な「インド水塔」もチェックしておきましょう。ここは知る人ぞ知る撮影スポット。内部の天井は色とりどりのタイルを使用したモザイク装飾で、思わず見とれてしまうほどの美しさです。

横浜さんぽを始めてから約3時間。そろそろおなかが減ってきました。山下公園を大さん橋方面に進んでいくと、鮮やかなブルーの壁面に「YOKOHAMA BLUE」と大きく書かれた建物が見えてきます。ここは、アパレルショップ「BLUE BLUE YOKOHAMA」であり、山下公園の人気撮影スポット。まるで外国にトリップしたかのような異国情緒あふれる1枚を撮ることができます。

本日のランチは、「BLUE BLUE YOKOHAMA」の隣にあるベーカリー「横浜ロータス」で。店内では、天然酵母やオーガニック食材を使用したパンやドリンクのほかに、「チーズバーガー」(1300円)などのハンバーガーを全4種類販売しています。外のベンチやテーブルで海を眺めながら開放的なランチにが楽しめますよ。

ランチ後は、大さん橋へ。海風と太陽の光を全身に浴びながら、横浜市街の景色をパシャリ。独特な形状の大さん橋はどこを切り取っても絵になる美しさ。思わず、シャッターを押す回数も多くなります。

撮影枚数を示すメーターが36枚(または24枚)に達し、シャッターが押せなくなったら、フィルム終了の合図。これからが、フィルムカメラ最後の大仕事。フィルムをカメラから外す前に、フィルムを丁寧に巻いていきます。ここでフィルムを巻かずにカメラカバーを開けてしまったら感光してしまい、現像したら真っ黒!ということもあるのでくれぐれもご注意を。これから、巻き終わったフィルムを持って「ポパイカメラ」へ。さて、一体どんな写真が出来上がってくるのでしょうか。このドキドキ感とワクワク感はフィルムカメラならでは。仕上がりは次回へのお楽しみです。

今回歩いた横浜の散策コースはこちら:

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