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セキュリティ面が不安!? 話題の“民泊旅行”の問題点と楽しみ方

  • 2017.4.25
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こんにちは。ライターのyossyです。

最近、民泊仲介Webサイトが注目を集めています。人気が出ている一方で、実態が不透明なことを問題視する声も。

では、そもそも“民泊”とは何でしょうか。その問題点や楽しみ方についても解説します。

●“民泊”では、個人所有の家・別荘などを借りて泊まる

“民泊”のしっかりした定義はありませんが、厚生労働省は以下のような見解を述べています。

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『法令上の定めはありませんが、住宅(戸建住宅、共同住宅等)の全部又は一部を活用して宿泊サービスを提供することを指して、「民泊サービス」ということが一般的です。』

**********

個人の家や空き家、別荘等を有効活用したい人や、さまざまな国の人を受け入れてコミュニケーションをとりたい人などがホストとして宿泊先を提供しているケースも多いのだとか。

民泊仲介の某有名Webサイトでは、グローバルに多種多様な宿泊先を探すことができます。

『BIGLOBE旅行』の調査(2017)によれば、ゴールデンウィークに1泊以上の旅行を予定している人のうち、9割は民泊を認知しているそうです。

随分認知度が高いですね。ただ、利用しようと思っている人は2割程度 と少なめです。

●無許可も多い? 民泊のリスク

ビジネスとして継続して宿泊先を提供する場合、本来は旅館業の許可を受ける必要があります。

でも、友人を泊める延長線で考える人も多いのか、民泊では無許可なケースも多い ようです。

厚生労働省の平成28年の調査では、以下のような結果に。

・許可……16.5%
・無許可……30.6%
・物件特定不可・調査中等……52.9%

そもそも、民泊仲介サイトでは住所が詳しく記載されていないことが多く、物件を特定することも難しいのだそうです。実態を把握できないんですね。

どこまでは許可が必要で、どこからは必要ないのか、そのあたりの線引きも非常に難しいところです。

また、宿を貸す側(ホスト)としては、ゲストの宿泊マナーやカギ・オートロックの悪用等が気になりますし、借りる側もセキュリティ面や宿泊環境が気になります。

例えば、

・分譲マンションを民泊に出し、ゲストが騒ぐ・共用部を汚すといったトラブル が起きた
・ゲストをオートロックの内側に入れることに関して、他の住人からセキュリティ上不満の声 が上がった

といったこともあるようです。民泊をマンションの管理規約で禁止している例もあるようですよ。

●民泊旅行を楽しむコツ

いきなり見知らぬ人の家に泊まるわけですから、ホストとうまくコミュニケーションがとれないことや、ゲストが予想していた宿泊環境と違う、ということもありえます。

特に初めて民泊旅行をするという場合、適切な宿泊先かどうか慎重に見極めたほうがいいでしょう。

慣れないうちはゲストを泊めた経験の多いホストを選び、できれば周辺住人に迷惑になりづらい、一棟建ての家にしたほうがいいかもしれません。

近年は田舎暮らしを体験できる民泊も話題になっています。コンセプトが明確で、ゲストを受け入れ慣れているところを選ぶ と、失敗は少ないかもしれませんね。

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安価で泊まれるなど民泊はメリットが多いですが、セキュリティ面の問題点もあります。

興味がある人は、リスクを理解しながら、ぜひ素敵な宿泊先を探してみてくださいね。

【参考リンク】
・全国民泊実態調査の結果について | 厚生労働省(PDF)(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11157000-Shokuhinanzenbu-Seikatsueiseika/0000153491.pdf)
・民泊サービスと旅館業法に関するQ&A | 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000111008.html#HID3)
・ゴールデンウィーク(GW)の過ごし方調査 ゴールデンウィーク(GW)旅行特集2017 | BIGLOBE旅行(http://travel.biglobe.ne.jp/gw/research/)

●ライター/yossy(フリーライター)
●モデル/倉本麻貴(和くん)

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