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人気ブロガー・中山あいこさん直伝! 大掃除ではなく「週1回の小掃除」でシンプルに生きるコツ

  • 2017.4.25
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年末大掃除からはや半年。そろそろ、あちこちの汚れが気になるころですね。天気のよい日には窓をあけはなし、今年前半の汚れをためこまないうちにオフしませんか?

ワーキングママでありながら、ていねいでシンプルな暮らしに定評のある人気ブロガー・中山あいこさんの著書『家事がラクになるシンプルな暮らし』から、日曜日の朝の30分だけでできる「週1回の小掃除」を提案します。

■“持たない ためこまない 使いまわす”シンプルな暮らし
働くママとして、仕事に家事に子育てにフル稼働中にもかかわらず、「ていねいな暮らし」を実践しているあいこさん。ほんの少しの工夫によって、家事をシンプルにしたり、暮らしをより楽しくしたりしています。

台所仕事には「びわこふきん」とリネンのふきんの2種類を、どんどん使っては洗って愛用中

たとえば、家事は少しでもすばやくこなせるよう、掃除道具をすぐ手にとれる場所に置いたり、食器洗いや洗濯はひとつの石けんを使いまわしたり…。どれも負担にならず、長く続けられる小さな工夫です。

ものが多いほど片付けや整理も大変になるので、欲しいものがあってもすぐには買わず、「本当に必要か」「持っているもので代用できないか」を検討するそうです。そうやって本当に気に入って使うものだけを買い、お手入れをしながら長く使います。使わなくなったベビー服やベビーグッズは、状態がよければすぐに友達にまわして有効活用。ボロボロになるまで着倒した服も、ほかのものにリメイクしたり、切ってウエスとして掃除に使ったりして、最後まで無駄にしません。

そして、忙しいときでも、料理は心をこめて作るのがあいこさんのモットー。「身体は食べたものでつくられる」と考え、旬を意識し、安心・安全な食材を選ぶよう心がけているそうです。

■「小掃除」は、毎週1か所ずつがルール
そんなあいこさんの家事の中でも週1回の習慣になっているのが「小掃除」です。大掃除をしないかわりに、毎週日曜日の朝に30分、気になるところの「小掃除」をしているそう。汚れがこびりついて落ちにくくなってから1度に全部やるよりラクチンだとか。具体的な掃除の場所と方法をご紹介します。

▼1週目:冷蔵庫の中
冷蔵庫の中のものが少なくなったタイミングがおすすめ。まずは中身を全部出して、ひとつずつキレイに拭きます。

庫内のトレーは全部外して水洗いし、乾かしてから戻します。庫内も隅々まで拭きます。冷蔵庫がキレイになると、食材の無駄も防げそうです。

▼2週目:サッシの溝
面倒なサッシの掃除も、使い古した歯ブラシを使うとカンタン。隅っこには、綿棒や爪楊枝が便利です。

歯ブラシを替えるタイミングで掃除をすると決めておいてもいいですね。ホコリや汚れがとれると、こんなにスッキリ!

▼3週目:浴室
隠れている部分に湿気がたまりやすく汚れがちな浴室の掃除は、お天気のよい日に家中の窓をあけてやるのがおすすめ。エプロンカバーなど外せるものは全部外して洗います。

洗ったあとは、よく乾燥させてから元に戻します。

梅雨時はカビも心配ですが、洗面器や泡スプレーボトルは吊るし収納にすると、ぬめりやカビ防止になります。

▼4週目:換気扇カバー
洗面所、トイレ、浴室の換気扇カバーを、浴室で水洗いします。ホコリ汚れは、拭くよりもシャワーで洗い流す方が早く落ちます。

中のファンも汚れていたら外して掃除をします。ネジで固定されていたらドライバーを使って外します。バネで引っかかっているタイプは引っ張って外します。

▼5週目:網戸
冬はほとんど掃除しない網戸ですが、気温の上るこれからの季節は窓を開けておくことも多いので、ぜひ丸洗いがおすすめです。外してお風呂場へ持って行き、まるごと水洗いするのがカンタンです。

シャワーで全体を洗い流し、ウエスでさーっと軽くこすり、またシャワーで流して、元の位置に戻します。網戸がキレイだと部屋も気分も明るくなりますね。

▼おまけ:照明器具

「小掃除」とセットで手早くできるのが、照明器具のホコリとり。週に1回、雑巾でていねいにから拭きするのもよいですし、ハタキを使ってホコリを落としてもOK。

■ポイントは“短時間で隅々まで徹底的に”
「小掃除」のポイントは、中身を全部出したり、外せるものはすべて外したりして、短時間で隅々まで徹底的にキレイにすること。小掃除の場所としては、ほかに、窓ガラス、畳のから拭き、コンロの下、洗濯槽なども考えられますね。

書籍にはほかにも、料理が楽しくなる小さな工夫、時間がなくても作れるレシピ、片付けのヒント、シンプル家事や家計のやりくりなど、家しごとを楽しむためのアイデアがたくさん紹介されています。「家事が苦手だし、ズボラな性格だし、毎日忙しい…。でも、ていねいな暮らしに憧れる」という人も、すぐに真似できることばかり。気持ちのよいこれからの季節、できるところからシンプルで心地よい暮らしをはじめてみませんか。

<書籍紹介>

『家事がラクになるシンプルな暮らし』(エクスナレッジ/1200円+税)
「子育て、家事、仕事、忙しい毎日。家事が苦手だし、ズボラな性格だし、毎日がてんてこまい…でも、ていねいな暮らしに憧れる。どうしたらいいの?」そんな疑問にこたえる、生活のヒント集。

著者プロフィール

中山あいこさん

岐阜県生まれ、東京都在住、2人のお子さんを育てるワーキングマザー。ズボラな自分のために、掃除しやすい部屋づくりを実践中。2013年にブログ「生活のメモ」をスタートし、シンプルで心地よい暮らしをテーマに日々を綴る。総アクセス数600万PV以上。メディアでも人気。



(古屋江美子)

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