1. トップ
  2. 恋愛
  3. 結婚とは「一生愛し合い側にいて支え合うこと」専業主婦 下村純可さん(32歳)の場合

結婚とは「一生愛し合い側にいて支え合うこと」専業主婦 下村純可さん(32歳)の場合

  • 2017.4.9
  • 24083 views

いざ結婚が決まったものの、結婚生活という未知の領域の前で不安になっているプレ花嫁も多いのでは? そこで今回は、先輩花嫁たちにずばり「結婚」についてを大質問! 交際中の話から旦那様によるプロポーズ秘話、結婚後の人生観まで伺いました。愛の形が人それぞれなように、結婚のエピソードもさまざま。すでに結婚生活を送る方にもぜひ読んでいただきたい、素敵なエピソードです。第十七回は、2015年にバリ島『ティルタ・ウルワツ』で挙式を、『神戸オリエンタルホテル』で披露宴を行ったブロガー、下村純可さんをフューチャー。

【出会いについて】


Q1. 旦那様との出会いについて教えてください。 

「高校1年生の時に、当時他校の友人たちとよく集まっていたビリヤード場で出会いました。お互い男子校と女子校だったのでその場が共学校のような雰囲気でした」 

 

Q2. 交際を決めた理由は? 交際期間は?  

「私のひと目惚れで、何回か一緒に遊ぶうちに面白くて男らしい人柄にさらに惹かれ、私から告白しました。付き合うまでは約10日ほど。結婚までの交際期間は15年です」 

 

Q3. 交際中に印象的なエピソードはありますか? 

「付き合って8年目の時のこと。私の祖父が亡くなり、その時に側で支え、隣で一緒に泣いてくれました。お葬式の日が妹の習い事の発表会だったのですが、家族が誰も出席できない中、主人が自らお葬式が終わった後に「誰も行かないのはかわいそうだから俺が行ってくる」と言って花束を持って妹の元へ駆けつけてくれました。その時に、主人はもう家族の一員なんだなと実感。きっと家族全員が感じていたと思います」 

 

Q4. 交際中に「この人と結婚する」と直感しましたか? また、そう感じるようになった理由・エピソードも教えてください。 

「変な話に聞こえるかもしれませんが、私は付き合い始めた当初から「この人と絶対結婚する」と思っていました。主人を見た瞬間、本当に直感で運命の相手だと感じたんです。 

 
大人になってからは、交際期間が長かったこともあり、自然な流れで「このまま結婚するんだろうな」と思うように。主人がいつも私の家族を大事にしてくれていたので、それが結婚への想いを一層強くしました。祖父が亡くなった時もそうですが、どんな時も互いの家族を思いあってきたことから、家族同士も早い段階から結婚すると感じていたようです。育ってきた環境が似ていたこと、恋愛やお金の使い方などの価値観が一緒だったことも大きな理由です」 

【プロポーズについて】


Q1. プロポーズはいつ、どこで、どんな風にされましたか? 

「交際開始から14年が経った頃、地元の神戸で、主人も含む学生時代の友人十数名とカラオケで盛り上がっていたところ、その場で急にプロポーズされました。 

 

主人は仕事の関係で静岡に赴任し、2年が経っていた頃でした。「そろそろ静岡に来いよ!」と言い出し、冗談かと思っていたら膝をついて「俺と結婚して下さい」とプロポーズしてくれました」 

 

Q2. プロポーズをされた時、印象深いエピソードはありますか? 

「最初、「そろそろ静岡に来いよ!」と言われた時は冗談だと思ったので、友人に「冗談かな?」と尋ねると「あいつそんなこと言うやつじゃないやん! 本気やん!」と言われ、本当なんだと実感がこみ上げてきました。 

 

そして「結婚して下さい」と言われた瞬間、涙が溢れて…主人も友人も泣いていたことが印象深いです。みんなが一斉に「おめでとう!」と言ってくれ、友人がカラオケで入れてくれた安室奈美恵さんの「can you cerebrate」を歌いました。 

 

本当に思いがけないプロポーズだったのでとても驚いたのですが、キザなことはできない性格なので彼らしいなと思いました。ずっと私たちを見守ってくれた友人の前で言ってくれたことも、とても嬉しかったです。友人がその時のムービーや写真をたくさん撮ってくれており、記録として残っていることも幸せですね」 

 

Q3. プロポーズに「YES」と答えた時、または結婚を決めた時、どんな気持ちでしたか? 

「プロポーズされるまでの14年間、正直いつ結婚できるのかなと思った時もあったので(笑)、素直に嬉しかったです。 

 

自分から結婚を催促したことはないものの、20代の頃に「30歳くらいで結婚したいな」と言ったことがあり、それをうっすら覚えていてくれたのかもしれません。普段は何も言わなかったけれど、ちゃんと考えてくれていたんだなと思うと、幸せな気持ちになりました。 

 

プロポーズされた日はみんなと朝まで遊んでいたのですが、夜が開けたら主人が「ご両親に挨拶に行くから」と言ってくれて「夢じゃなかった!」と思いました(笑)」 

 

Q4. プロポーズをうけて結婚の約束をした後、真っ先に何を始めましたか? 

「プロポーズをしてくれた翌日に、主人が私の実家へ挨拶に来てくれました。主人のご両親は遠方にいて会えなかったので、まずはふたりで電話で報告しました。 

 
私自身はドレスや自分の理想とするウェディングの素材集めをすぐに始めました。それと同時に挙式会場の見学予約を入れ、プロポーズから1~2週間後には式場を決めていたと思います(下村純可さん)」

【プロポーズについて:旦那様編】


Q1. プロポーズをしよう! と思ったきっかけ、理由を教えてください。 

「事前に「この日にしよう」とはまったく決めていなかったのですが、妻を含め友人たちと遊びに行った際、自然と結婚の話になったんです。それをきっかけに、学生時代からずっと見守ってくれたみんなの前で伝えたいと思い、その場でプロポーズをしました」 

 

Q2. プロポーズのシチュエーションにはどのようにこだわりましたか? 何かを参考にされましたか? 

「特に何も参考にはしませんでした。その瞬間に溢れる想いをそのまま伝えました」 

 

Q3. プロポーズが成功した時、または結婚するとふたりで決めた時、どんな気持ちになりましたか? 
「明日指輪買いに行こう! と思いました。実際には数日後に妻が自分で買ってきました(笑)(旦那様)」

【結婚してから】


Q1. 結婚(入籍)した後、ふたりの生活は具体的にどう変わりましたか? 

「交際期間は長いですが同棲したことはなかったため、一緒に住むことに新鮮さを感じました。主人が静岡県で働いているので、結婚を機に私も移住。交際中の遠距離期間が長かったこともあり、毎日一緒にいられることがとても幸せに感じましたね。結婚して何か変わったことは特にないです。正直まだ夫婦というよりカップルのような気がします」 

 

Q2. 結婚(入籍)した後、ご自身と旦那様に何か変化はありましたか? 具体的なエピソードとともに教えてください。 

「私は、主婦になってから、ひとりで時間を使うことが以前より上手くなった気がします。主人は、今まで真剣な手紙をくれたことはなかったのですが、結婚記念日に初めてきちんとした手紙を書いてくれました。泣いてしまうほど嬉しい内容でした。 

 

また、結婚を機にふたりでゴルフを始めました。休日はコースに出かけたり、主人の仕事帰りに打ちっぱなしへ行ったりと、ふたりで一緒にできることが増えて楽しいです」 

 

Q3. 結婚してからケンカはしましたか?  

 「あまりケンカはしないのですが、一度だけした時は、男らしいシンプルな家のデコレーションを好む主人と、絵や写真をたくさん飾ってデコラティブにしたい私の意見が合わず揉めました。最終的には、いくつか絵画を飾ることに落ち着いています(笑)」 

 

Q4. 結婚前と後で価値観や人生観の変化はありましたか? 具体的に教えてください。 

 「結婚前は主人がわがままで私が寛容で「自分はよくやっている」と思っていました。しかし、結婚して一緒に暮らすようになってから、実は私の方がわがままで、それを主人が黙って聞いてくれていることに気付きました。私は目先のことにとらわれがちで、主人はそれをいつも大きな心で見守ってくれていたんです。 

 

価値観は互いに交際している時から変わっていないと思います。私自身は、結婚してから多くのことを学びました。結婚当初、神戸を離れてさびしい私は、慣れない土地で自分はがんばっているとばかり思い込んでいて…主人に腹を立てたり、ひとりメソメソ泣いたりする時もありました。 

 

そのことを母に話すと「どうしてそれをがんばってると思うの? 好きな人と一緒にいられることが一番の幸せということを忘れてはダメだよ」と言われました。私は自分のことばかり考えていて、主人への感謝の気持ちが足りなかったようです。それに気づいてからは考え方が変わり、もっと優しくすることや、常に主人に「ありがとう」と思うことができ、泣くこともなくなりました。今考えるとなぜ泣いていたのだろうと思うほどです。 

 

人生、結婚の先輩でもある母のアドバイスはいつも力強く、そして優しくもあります。そんな母のことを前よりもっと偉大に思うようになりました。本当に尊敬しています。そうやって家族や友人に支えてもらっていることを、結婚してからより強く感じるようになりました」 

 

【ずばり結婚とは?】 

 

「一生愛し合い側にいて支え合うこと」 

 

「シンプルで当たり前のことですが、結局これに尽きると思います。結婚式の時に、一生互いを愛し合うと誓った私たち。愛情があれば相手を尊敬できると思うし、優しくいられるはず。そのためには互いが愛される存在でい続ける努力が必要だと思います。日々思いやる心や一緒に過ごせることへの感謝の気持ちを忘れずに、それこそが結婚にとって最も大切なことだと感じています。 

 
長い人生の中にはきっと笑顔でいられない日や、やりきれない日もあると思います。でも、そんな時こそ夫婦で支え合って乗り越えていく。そうやって生涯をかけて支え合っていくものなのかなと両親を見て学びました。私自身この気持ちをこれからも胸に刻み、笑顔の絶えない結婚生活を送っていきたいです(下村純可さん)」

の記事をもっとみる