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2階で飲み比べも♪ 星付きフレンチ出身のシェフが営む、3坪の日本酒バー・人形町「トワビス」

  • 2017.4.9
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大通りから路地に入れば、今も古きよき町並みが残る東京の人形町。この下町に、ビストロを営むオーナーシェフと利き酒師がセレクトした30種以上の日本酒をさくっと立ち飲みできるバーがあります。和やかな雰囲気の店内で、銘酒をカジュアルに楽しみましょう。

軒先の杉玉が目じるし

東京メトロ人形町駅A3出口から歩いてすぐ。路地に入ったところに「3bis(トワビス)」がお店を構えています。

店内に入るとヒノキの香りがふわり。ヒノキで設えられた内装やカウンターなどからは、和の趣が感じられます。店名の「トワビス」とは3坪の空間が由来。この小さな日本酒バーは、夜の深まりとともに、人々が杯と交わす和気あいあいとした雰囲気に包まれます。

ビストロ直営のレトロな日本酒バー

全国津々浦々から取り寄せる本格的な日本酒を、気負いなく楽しめるスタンディングバーの「トワビス」。ここを切り盛りするのは、通りを隔てたはす向かいにあるビストロ「イレール」のオーナーシェフを務める島田さんです。

もともとフランスの星付きレストランなどで腕を磨いた島田さんは、帰国後に都内でビストロをオープン。そこに訪れるお客様の多くが“日本酒好き”だったこともあり、日本酒をメインにあつかうバーを開くことを思い立ったそうです。

日本酒とフレンチのマリアージュを

1階の立ち飲みスペースでは、オーナーシェフと週数回お店のカウンターに立つ“利き酒師”が厳選する日本酒が、常時30種類以上そろいます。
またお酒とともに味わってほしいのが、約10種類あるシェフ特製のおつまみ。おすすめを教えてもらいながら、和とフレンチのユニークな組み合わせを堪能しましょう。

一番人気の「鴨ムネ肉の燻製~リンゴ添え、ナッツと黒ゴマのソース」は、滋味深い鴨肉にフルーティーなリンゴを重ね、くるみなど3種のナッツと黒ゴマで作る自家製ソースを添えた一皿。日本酒は、清涼感のある香りと米のキレを感じられる「墨廼江(すみのえ)」などを選べば、鴨肉の旨みやリンゴのさわやかな甘さがよりいっそう際だちます。

フレンチの発想を生かしたおつまみのなかで、少しずつつまむのにぴったりなのが「桜えびとうずら卵のコンフィ」。濃厚なコクを楽しめるコンフィ状のうずらの卵に、駿河湾産の桜えびをちらしています。小鉢盛りですがしっかりとした味付けなので、お酒は魚沼産コシヒカリを原料にした、重めの飲み口の「鶴齢(かくれい)」などがおすすめですよ。

各地の銘酒を好きなだけ。2階で“利き酒”はいかが?

いろんな日本酒を飲み比べてみたいときは、2階の利き酒ルームにぜひ足を運んでみて。ここでは、毎月全国から地域を特定して仕入れた日本酒を、1時間で好きなだけ味わえます。全12種類ある銘柄は毎月入れ替わるため、足しげく通ってしまいそうですね。

とっておきの日本酒を肩肘張らずに楽しめる「トワビス」。もともと好きな方はもちろん、日本酒に興味がある方も、その奥深い魅力に気づかされることでしょう。

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