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【連載】人気の「100均リメイク」をご紹介! 2way使いがおもしろい「アンティーク風ラック」を作ってみよう!

  • 2017.4.3
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100均木箱のリメイクアイディア

剥がれ朽ちた塗装が経年の重みを感じさせる、フレンチシャビーなこちらの卓上ラック。肌で感じることができるヴィンテージ感こそがアンティーク雑貨の魅力です。

深い木目が美しいダークブラウンとグレイッシュアイボリーのシンプルな色合わせが、飾る雑貨たちの素朴な魅力を引き立てます。一風変わった仕切りの付け方もアンティーク雑貨ならでは。現代のラックでは、このように非実用的な仕切りを入れることはありませんが、実用度よりも美しさを優先するのがアンティークの世界。優雅な時代背景を反映しているのかもしれませんね。
・・・といったところでこちらの卓上ラック、実は本物のアンティーク雑貨ではないんです。その正体がこちら。

100円ショップで売っている「木箱」と「板材」。これらのアイテムをリメイクして作った「なんちゃってアンティーク風ラック」なんです!今回はこちらの100均アイテムを使った「アンティーク風ラック」のリメイクアイデアをご紹介しようと思います。

材料はこれ!全て「100均アイテム」!

材料として使うのは、木箱(8個)と板材(2枚)、工作板(2本)です。これらは全て100円ショップの商品です。
雑貨屋さんでこの大きさのアンティークラックを購入するとなれば1万円を超えるような値段になりますが、こちらのリメイクラックであれば、元が100均アイテムだけに出費もわずか。わずかな出費で思い通りのアイテムを作る。これが「100均リメイク」!では、早速作ってみましょう。

アンティーク風ラックの作り方

1:木箱を接着剤で固定する

8個の「木箱」を横4列、縦2列の形になるよう瞬間接着剤で固定します。これがラックの本体部分になります。接着剤は汎用のものではなく「木工用」の瞬間接着剤を使うのがポイント。木工用の瞬間接着剤は、木材同士の接着力に優れているのはもちろんのこと、木材特有の「ねじれ」に対する接着強度も非常に強いので、木工で使う場合は「木工用瞬間接着剤」を使うことをおすすめします。

2:天板&底板をつくる

接着した木箱の幅寸に合わせて「板材」をカットします。この「板材」がラックの天板&底板部分になるのですが、ラックの幅寸+2cmの長さにカットします。100均に売っている板材は、杉や桐といった柔らかい材質の木材ですので、糸ノコで簡単にカットすることができます。
ちなみにこちらの糸ノコは、ホームセンターで300円で購入したもの。あると何かと便利ですので、まだ持っていないという方は1つ購入しておいても損はありません。

次に、カットした「板材」の周囲に「工作板」をぐるりと一周接着します。これにより、天板&底板に一段 凸 のようなデコレーションを作ることができます。
写真を見るとよく分かると思いますが、こういったデコレーションを入れてあげることにより、作品の完成度をグッと高めることができるんです。ちなみに使った工作板は「幅5mm」のもの。この他にも様々な厚みや幅寸の工作板が売っていますので、作るものの大きさに応じて選びましょう。

3:ラック本体に天板&底板を固定する

「木箱」で作ったラック本体に、「板材」で作った天板&底板を接着します。接着には、これまでと同様に木工用瞬間接着剤を使います。工作板を使って作った 凸型のデコレーションが、エレガントな造形を作り上げてくれてますね!ハンドメイドでは、こういった「ちょっとした一手間」を加えてあげることがとても大切です。

これで「アンティーク風ラック」の本体が完成しました!

4:アンティーク風にペイントする

アンティーク調の風合いを、ペイントで表現してみましょう!今回使った塗料は・水性ウッドステイン(チーク)・ミルクペイント (ヘンプベージュ)という2種類の水性塗料です。
まず最初に「ウッドステイン」でラック全体を下塗りし、濃い木目の下地を作っておきます。ウッドステインというのは「木の木目を残したまま塗装することができる」ユニークな塗料です。実際の木材に塗ってみると、このような感じに仕上がります。

ウッドステインの下地が完全に乾いたら、ベージュカラーの水性塗料を塗り重ねます。ステインでペイントした「濃い木目」の下地を完全に塗りつぶさずラフな感じで塗り重ねると、アンティーク&シャビーな風合いをうまく演出することができます。

これで「アンティーク風ラック」が完成です!わずか2色の塗料を塗り分けることによって、ここまでリアルなアンティーク感を表現することができました。

2way使いがユニーク!レイアウトアレンジしてみよう!

今回作ったこちらのラック、上下左右が対称になっているので、置き方を変えれば様々なレイアウトアレンジが可能です。高さのある小物を飾る場合は「縦長の仕切りラック」、小さな小物を飾る場合は「横長の仕切りラック」といったように、飾る小物によって2通りのディスプレイを楽しむことができます。

「横長の仕切りラック」としてレイアウトした場合、天板&底板部分がラック左右の「脚」になるので、立体感のあるラックとして魅せることができます。ちょっとした収納も兼ねた、おしゃれなディスプレイラックとして活用できそうですね!

「縦長の仕切りラック」としてレイアウトした場合、凸型のデコレーションを入れた天板&底板があることによって、安定感のある家具のような佇まいに魅せることができます。一風変わった縦長の仕切りを活かした、ユニークなディスプレイが楽しめそうですね!
いかがでしたでしょうか?今回は100均の木箱を使ったリメイクアイデアをご紹介しましたが、この他にも100円ショップには色々なアイテムが揃っています。そんなアイテムを組み合わせてみたり色を塗ったりするだけで、お金をかけずに自分好みの作品を作ることができるのがハンドメイド雑貨の魅力。みなさんもぜひ作ってみてください!

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