1. トップ
  2. 恋愛
  3. 微妙な距離? 意外とこじれる「義妹」との付き合い方

微妙な距離? 意外とこじれる「義妹」との付き合い方

  • 2017.4.1
  • 4265 views

結婚後に新たな家族となるのは、義両親だけではありません。夫にきょうだいがいる、自分のきょうだいが結婚した、といったときにも、新たな人間関係が生まれるのです。

そのなかでも、とくに「義妹」との関係に悩むママは少なくないとか。姑や義姉と違って、あまり紹介されることのない義妹との付き合い方を経験談から考えていきましょう。

(c) liza5450 - Fotolia.com

■年の差なんて気にしない!
Yさん(41歳)には、4つ下の弟がいます。その彼がさらに年下の女性と結婚したので、義妹との年の差はちょうど10歳です。ジェネレーションギャップもあるだろうし、頼りの弟は無口なタイプ。何を話せばいいのか悩んだそうです。

「イタリアンレストランで顔合わせをしたのですが、そこで出されたコースのピザが、先日、料理教室で習ったものと似ていたんです。そのことを話したら、料理を勉強中の義妹が食いついてくれて。また、彼女はイタリアに行ったことがあるとのことで、そんな話題でも盛り上がりました。

育った環境だけでなく、性格も違う。ましてや、年齢が離れていれば話なんて合うはずがない。そう思っていたのですが、意外なところから会話の糸口が見つかりました」
相手に対する先入観を捨てて、自分の趣味の話などから相手の好みを探るのもいいかもしれません。

それからは食の好みが合うこともわかり、食事会などを楽しんでいるといいます。

「家に招待することもあるけど、頻繁だと気を遣わせてしまうから、外食をするようにしています。お互いに準備などの手間がないし、食事が終わればさくっと帰れますしね」
仲良くなっても適度な距離を保つことで、互いの負担を軽減する。そんな心配りができればうまくいきそうです。

■年上の「妹」への接し方
Mさん(31歳)の義妹は、「妹」といっても年上です。

「5歳も年下の自分が義姉になるわけですが、表面上の関係はともかく、相手は年上の女性。ですから、妹という感覚を捨てて、姉として接することにしました」
姑には「あなたが義姉なんだから気にしなくていい」といわれたそうですが、自分にとっては人生の先輩。その意識を忘れずに、Mさんはつねに敬語で話しかけることにしました。

「彼女も、年下の義姉に戸惑っていたのでは。最初はお互いにぎくしゃくもしたけれど、あるとき私が『おねえさん』と呼んだことで認めてもらえたような気がします」
「おねえさん」と呼ぶことが、「あなたを妹とは思っていない」という意思表示になったのかもしれません。それからは、言葉だけでなく、態度でも甘えるようになったMさん。本当の姉妹のように仲良くしているそうです。

■「兄LOVE」の義妹に対するNGワード
「夫の妹はブラコン気味で、義実家にあいさつへ行ったときから敵視されていました」と語るKさん(39歳)。義妹は末っ子で、長男であるKさんの夫や次男からもかわいがられて育ったそう。そこに自分以外の女性がやってくるのだから、おもしろく思わなかったのかもしれません。

「これは無理に仲良くしようとしないほうがいいと思い、距離を置くことにしました。それでも、帰省土産には、義妹の好みを夫から聞いてチョイスしています。義姉と認めてくれなくてもいいけれど、私は敵ではない、ということは伝えたかったんです」
こうして徐々に距離を縮めることに成功したKさんですが、ふとしたことで関係がリセットされてしまったとか。

「義妹の前で、夫をあだ名で呼んでしまったんです。そのときの義妹の嫉妬に満ちた表情といったら…。せっかく仲良くなれそうだったのに失敗しました」
家では呼び捨てしたりあだ名で呼び合ったりすることがあっても、こうしたケースでは慎んだほうが賢明かもしれませんね。

ひとくちに「義妹」といっても、相手の年齢や性格はバラバラ。そのため、攻略法もケースバイケースになってしまいます。

しかし、相手を尊重する、無理に距離を縮めようとしない、相手の嫌がることを避ける、という部分は共通しているのではないでしょうか。難しく考えず、ひとりの女性として接することがうまくやっていくための秘けつかもしれませんね。


(藤井蒼)

の記事をもっとみる