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“ありのままの”お尻で過ごしたい!? 綿のパンツが手放せないOLがじわじわ増殖中

  • 2017.3.29
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突然ですが、みなさんはどんなショーツがお好みですか? レース使いが可憐な淑女風、光沢が悩ましいセクシースタイルなど、種類は星の数ほどありますが、筆者が愛用しているのは断然「綿素材のパンツ」、略して「綿パン」です。

綿100%や綿混素材は、とにかく履き心地のよい物ばかり。とはいえ、どうしても子どもやシニア向けの商品が多く、おしゃれなデザインの商品にはなかなか巡り合えないという難点がありました。筆者も3~4年前までは下着売り場を徘徊する「綿パンジプシー」と化していたのですが、実は最近、「ユニクロ」などのショップや通信販売でもじわじわ取り扱いが増えてきているのです。特に「ファッションセンターしまむら」の綿パンには、デザイン性の高さとワンコイン以下で買えるという優秀さにビックリ! (写真は、筆者が2016年にしまむらで購入直後に撮ったもの。未使用ですのでご安心を)
これはもしかして、女性の下着事情に変化あり!? ということで、OL向けメディア『シティリビングWeb』が「OLの下着に関するアンケート」(2016年11月2日~11月16日)を実施したところ、驚きの結果が判明しました。

●Q「普段、綿素材または綿混素材のショーツ(綿パン)を履いていますか?」

A.ほぼ毎日履いている 43%(443人)たまに履く 29%(299人)ほとんど履かない 29%(297人) ※シティリビングWeb「OLの下着に関するアンケート」回答数 1,039人なんと、働く女性の半数近くが「綿パン愛用者」。さらにショーツに求めるものを聞いてみると「デザイン性(36%/2位)」や「ラインや色移りなど洋服への影響(31%・3位)」を抜いて、「肌ざわりのよさ」が堂々のトップとなりました(45%/1位)。見た目や体裁ではなく、自分自身が快適に感じる「ありのままの」心地よさが今、見直されているのかもしれません。

●「綿パン」が大活躍するシーンとは?

それでは、働く女性たちを虜にしている綿パンは、いったいどんなシーンで活躍しているのでしょう? 「綿パンと他の素材のショーツを使い分けている」というOLさんたちに、綿パン活用術を聞いてみました。
●就寝中「夜寝るときに履いています! 毎日ではないけれど、彼と会わない日!」(埼玉県・28歳)
――入浴後、ふかふかのバスタオルで身体を拭いた後に、綿パンを身に着けたときの何とも言えない「ほっこり感」はぜひ味わっていただきたいです。夜は綿パンで過ごし、翌朝、仕事に出かけるときには、別素材のブラ&ショーツに履き替えるというフレキシブルな使い手も。
●季節によって「夏やスポーツをするときなど、汗をかくときは綿のパンツを履くことが多いです」(愛知県・29歳)
「寒そうな日は、お腹がすっぽり覆われる綿パンを履いています」(愛知県・30歳)

――吸湿性や通気性に富んだ綿ならではの長所。静電気も起きにくいので、乾燥しがちな冬場もドキドキせずに着替えられます。特に寒い時期は、綿パンにプラスして「綿のレギンス」と「綿の腹巻き」を重ねるという完全武装もおススメです。レギンスはゆったりしたものを。
●自宅用、休日用「主に週末、気分を休めたい時に綿パン。肌に優しいものを…」(大阪府・55歳)「コットンの上質なものは、休日のお出かけ用。雨に濡れてもすぐ乾く化繊ものは仕事上で愛用」(神奈川県・48歳)
――会社でも、「怖いお局様」とは対極に、いつでも温かくフォローしてくれる女性の上司や先輩っていますよね。彼女たちもきっと、こんな風にうまくストレスコントロールをしているのかも。
●生理中、生理後「生理が終わったくらいは、綿パンが履きたくなります。ムレないのですごく快適です」(大阪府・31歳)
――ナプキンなどで、お尻にかゆみやプツプツができてしまう人に多かった用途です。生理という“業務”の後でたしなむ、「一杯のコーヒー」ならぬ「一枚の綿パン」。温かくて肌ざわりのよい綿パンには、リラックス効果もあるようです。
思えば幼いころは、あの子もこの子も「綿パン」。それがいつのころからか、ツルツルのセクシーパンティーやレースの淑女ショーツに憧れ、大人の階段を上ってきた私たち。この辺で一度、綿パンに戻ってみてはいかがですか? 実家のようなリラックス感に、もう抜けられなくなるかもしれませんよ。
(文・イラスト/吉野歩)

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