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ヘルシーで美味しい、パリの新しい3スポット。

  • 2017.3.29
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アメリカ的にバットファーストコーヒー族はパリでも増えている。パリの街にカフェは山ほどあるけれど、彼らが行くのは昔ながらのカフェではない。肩の力が抜けていて、でも、洒落てなくっては! そんなカフェも兼ねているのが、パリ中心部で動きが活発なレ・レアール界隈にオープンしたMarcelle(マルセル)だ。ここは朝9時から夕方18時までの営業。朝のカフェだけでなく、ランチタイムの食堂、午後のティータイム……気分に合わせて時間を過ごせる場所である。パンやクッキーなどのテイクアウトOK。ダイナミックというよりソフトで素朴な雰囲気、と思ったら女性3名のアイデアで生まれた場所なのだそうだ。新鮮な素材を使い、アーモンドバターもアーモンドミルクも、何もかもがホームメイド。ランチにはタルト、スープ、サラダ、クスクス、リゾット……。ヴィーガン、ノーグルテンの食事も可能。小さなエピスリィの棚では、グラノーラやナッツ類などお店の味の販売もしている。

左:これからの季節、2階のテラス席が快適。
右:ホームメイドのパンは、イートインもテイクアウトも。

 

左:グラノーラ。右:魚のサラダ。

左:キッシュ。右:チキンサラダ

シェフのオフェリー・バレス、内装担当のアレクサンドラ・ドゥラリーヴ、そしてボントンの創立者イレーヌ・コーエンの女性トリオによるマルセル。photos:Lisa Klein Michel

Marcelle
22 , rue Montmartre
75002 Paris
営)9:00~18:00
休)なし

同じくヘルシーで美味しいスポットでも、OFR.Cantine(OFR.カンティーヌ)は食堂(カンティーヌ)と名付けてるだけあって、ちょっぴりラフだ。サンマルタン運河近くで歴史を始めた書店OFR.。その後北マレにオープンした書店+アートギャラリーはボボたちが集まる人気の場所で、そのOFR.の新しい冒険は、期間限定の食堂である。ここがちょっと変わっているのは、11区のバーLa Chambre Noireの日中の空き時間にスペースを“占拠”して開いた食堂だからだ。それゆえにランチタイムだけの営業である。メニューは日替わりのシリアルのブッダ・ボウル、生野菜のサラダ、お茶のセットで10ユーロ、と超シンプル。これからの季節、テラス席でランチをとれば、太陽が無料でついてくる!

夜だけ営業のバーの空き時間を利用したランチタイムという発想は、OFR. のオーナー、アレクサンドルらしい。© shehanhanwellage

OFR.Cantine(2017年7月上旬まで)
82,rue de la Folie Méricourt
75011 Paris
営)12:00~14:30
休)土、日

La Guinguette d’Angèle(ラ・ガンゲット・ダンジェル)は、小さな緑色の店の前にグリーンや花を飾れるだけ飾ったテラス席が愛らしい。店内にはお祭りのときのようなカラフルな豆ランプ……。陽気で明るい雰囲気のサロン・ド・テは、いかにもガンゲットという名にふさわしい。ガンゲットとは、ルノワールの絵でもおなじみの、戸外でダンスや食事を楽しめる郊外にある庶民の社交場だ。ここのオーナーは、子供の頃から土に親しむ暮らしをしていて、料理に興味を持ったというアンジェル・フェルー・マーグ。学業を収めたサンフランシスコで、バイオ農業に目覚めたという。この店を始める前には、世界中のデトックス滞在をあれこれ体験している。

料理はノーグルテンでビオ。先に開いたパリ1区のテイクアウト専門店も好評だ。カラフルな野菜に、さらにエディブルフラワーを添えた陽気なアンジェルの提案は、ヘルシーライフを明るく彩ってくれる。

左:オーナーのアンジェルは、ノーグルテン&デトックス料理のレシピ本「Délicieusement Green」の著者としても有名。
右:エディブルフラワーが愛らしいランチボックス。

左:カラフルなキャロットケーキ。右:グラノーラなどの販売もしている。

La Guinguette d’Angèle
2 rue du Général Renault
75011 Paris
営)8:30~18:00
休)土、日

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