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銭湯をリノベーション!本場マレーシア料理を楽しめる大阪・難波の「KENYasia」

  • 2017.3.28

大阪・ミナミの中心地である難波には、飲み屋を中心に多くの飲食店が立ち並んでいます。その中でマレーシア料理をいただけるお店が、この「KENYasia(ケニー アジア)」。銭湯好きな店主・ケニーさんが、閉業した銭湯をリノベーションして生まれたお店です。

店主のケニーさんはマレーシア出身。日本の自宅でホームパーティーを開く度に、友人たちへマレーシア料理をごちそうしていたところ、「おいしいから、もっと食べられるようになったらいいのに」という声があり、お店を開くことに。2006年にもともとは別の場所でオープンいしましたが、この銭湯が貸しテナントになっていることを知り、移転を決意したそうです。

基本のサンバルソースが決め手

マレー系マレーシア料理の特徴の一つが、サンバルソースを使うことです。サンバルソースは、唐辛子、ニンニク、玉ねぎ、干しえび、発酵したグラチャンというスパイスを使って作られています。
ひと口食べると、ほんのりとした甘みのあとに辛みが続くこのソース。炒め物の味付けなど、いろいろな料理に使われているそうです。
今回いただいた「ナシレマ」では、ワンプレートの中に添えられて登場していました。このソースを混ぜながら、いただいていきます。

現地では朝ごはんに!屋台で並ぶ本場の味を体験

「ナシレマ」の基本は、ココナッツで炊いたほんのり甘いごはんときゅうり、卵、サンバルソースにおかずが1〜2品付くという形式。おかずはお店によってさまざまです。
こちらの「ナシレマ」(1200円〜)は現地よりもおかずの数を増やしているので、数種類の味を楽しむことができるんですよ。
おかずは日替わりですが、今回は「海老と野菜のサンバル炒め」や、ピリッとした「小魚とピーナッツ」、酸味の効いた「野菜のアチャー」などが乗っていました。

マレーシアでは出勤前に、バナナの葉に包まれた「ナシレマ」を屋台で購入し、職場で朝ごはんとして食べる人が多いのだとか。それぞれ少しずつ食べるのもおいしいですが、基本的には混ぜながら食べるのが、本場のたしなみ方のようです。

「マレーシアにあるおいしいものを紹介しよう」と開店したケニーさんは、1年に2〜3回は現地へ赴き、食材や調味料を手に入れているそう。本場の味を再現することで、あることが同時に実現しました。それは、ハラル(イスラム法において合法なもの)に対応したメニューとなったこと。マレー系マレーシア人の中にはイスラム教の方が多く、もともとマレー系マレーシア料理は、ハラルに対応する料理なんだそう。きちんと現地の素材を使うことで、自然とハラルが守られるようになり、今では海外から訪れているイスラム教の旅行客の方も、どこからかこのお店のことを聞きつけて足を運ぶそうです。

タイ料理やベトナム料理と比べて、まだ口にしたことがない人も多いマレーシア料理。ぜひ現地と同じ味を堪能して、マレーシアグルメへ一歩踏み込んでみませんか?

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