1. トップ
  2. レシピ
  3. 毎日使いたくなる凛とした透明感。素朴で使いやすいグラスを制作するガラス作家・前田一郎さん

毎日使いたくなる凛とした透明感。素朴で使いやすいグラスを制作するガラス作家・前田一郎さん

  • 2017.3.25
  • 2912 views

長野県長野市にて吹きガラスを制作している前田一郎さん。前田さんが生み出すガラスたちには、凛とした強さを感じます。日々の中に溢れている光をそのガラスたちに通すと、また違った表情を見せてくれるかも。3月28日(水)までは長野市大門町の『雑貨 クラクサ』にて“気のないコップ 100こ”という展示も開催中。

吹きガラス作家の前田一郎さん

前田一郎さんは、長野県長野市で吹きガラスの作品を制作している作家さん。ひとつひとつが微妙に形が違い、世界に一つしかない個性を持った多くの作品たちがその手から生み出されています。いつまでも大切にしたくなるみずみずしい透明感の中に、どんどん引き込まれていきそうです。

凛とした強さを感じる作品たち

前田さんのガラスたちは、華奢で繊細なガラスというよりは凛とした力強さを感じさせ、光をふわっとやわらかく反射する厚みを持っています。また、しっかりとした安定感があって使いやすいのも特徴的。気に入ったグラスやうつわを日常的に使えるのは嬉しいですね。シンプルなデザインでありながら穏やかな存在感があり、グラスに水や麦茶を入れるとなんだかいつもより美味しく見えるような気がします。晩酌にもいかがですか?器にはフレッシュな野菜もよく合いそう。これからやってくる季節には、そうめんのつゆ鉢としてもぴったりではないでしょうか。

あえて気合いを入れず作った「気のないグラス」

各地のイベントや合同展に出展したり、個展を行っている前田さん。今現在、長野市大門町の『雑貨 クラクサ』にて“気のないコップ 100こ”の展示を開催しています。それは、気合いを入れずに作ったコップ。初めてガラス工芸に取り組む人が自然体で作った時の気持ちを想像し、仕上がりを気にせずに制作されたものだそうです。会場ではほかの定番商品は並べずに、その個性あふれる100こだけを並べているとのこと。

やわらかく溶けたガラスを巻き取って、そのまま吹くと、、、
焼き戻して、やわらかくなった飲み口をそのまま押し広げると、、、
こんな形になります。
些細なことでかわるので、いつもにも増して、大きさ形はバラバラです。

出典:http://isagoya.net/?p=3044

その“気のないコップ 100こ”の展示が終わった後も、いくつか展示が決まっています。公式ブログにスケジュールが掲載されているので、そちらもチェックしてみてくださいね。

ひんやりとした口当たりのガラスに生活の光をあてると、その時にしか見ることのできない美しい影も見ることができるかも。日常にそっと明るさをもたらす素敵な作品ばかりです。
writer / CHISATO

の記事をもっとみる