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初育児にオロオロ! 泣き出す赤ちゃんの要求を理解するには

  • 2014.12.12
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【ママからのご相談】

妊娠23週目に入ったプレママです。子育てをするにあたって心配なのは、どのようなタイミングでおむつ交換をしたり、授乳をおこなったりすればいいかです。私は父親に育てられたため、相談する相手がいません。経験者の方、アドバイスをお願いします。

●A. 大事なのは、タイミングの良さと赤ちゃんの声を聞くことです。

こんにちは。2人の子を持つフリーライターの桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

初めてのお子さんを持たれるとのこと、今のうちに心配事を何とかしておきたいお気持ちはよくわかります。赤ちゃんは、お母さんとのスキンシップの中でさまざまなことを教えてくれます。だから、泣いたときの反応の良さと赤ちゃんの泣き声をしっかり聞くことが大切なのです。

「おむつ替えの時間が何時で、授乳が何時」のように時間ごとの目安はありますが、あれはあくまで目安です。参考にする程度で、赤ちゃんの声を聞くことを大事にしましょう。

●赤ちゃんの要求を手探りで確かめることから始める

赤ちゃんは泣くことしかできません。ですから、最初は手探りがどうしても必要になります。

赤ちゃんがどういう要求をしているか知るためには、

・おむつが汚れていないか

・お腹が空いているか

・衣類がチクチクして痛みを感じているか

・具合が悪いか

・抱っこして欲しいか(甘えたいか)

などを確かめるのが基本的です。しかし、他にも原因がある場合もありますので、どうしても泣き止まない場合は、その他のことを考える必要があります。

言葉で表現できない分、泣いて母親に知らせているのですから、しっかり見て、泣き声を聞いて対応することが大切です。

何をしても泣き止まないと、オロオロしてしまいますが(私もそうでした)、お母さんがそうだと、赤ちゃんも余計に不安になって泣きますので、お母さん自身が気持ちをしっかり持たなくてはいけません。

●何を欲しがっているかは、接することでしか分からない

赤ちゃんがどんな声で泣いたら、どういう要求をしているかというのは、一緒に暮らしていくうちに泣き声や表情、過ごしている時間配分などによって徐々に分かってきます。

親子にはこうした不思議な見えない力があります。どうして泣いているのかは、焦らず日々の中で接して見ていきましょう。それが一番大切なことです。

何をしてもなかかな泣き止まないで、どうしていいか分からなくなってしまうことがあるでしょう。はっきり言って、「こっちが泣きたいよ」と感じてしまうことだってあります。特に第1子の場合は。

そんなときは、とにかく抱いてあげることが一番です。スキンシップを取ることで、お母さんとの絆を赤ちゃんがしっかりと感じ取りますし、お母さんだって感じるはずです。それを何度も続けていくことで分かってくるものなのです。

「抱き癖がつく」と言われてもしっかり抱いて、スキンシップを十分にしてあげましょう。そう繰り返していくことで、「この声のときは甘え泣きだな」とか、「お腹が空いているな」とかを判断できるようになっていきます。

●お母さんの反応の良さが絶対に必要です!

掃除や料理をしているときに赤ちゃんが泣き出した場合、どうしますか? 泣いたらすぐに赤ちゃんのお世話をすることが正解です。「もうすぐ終わるから待っていてね~」なんて声をかけて、時間が経ってから赤ちゃんのところへという人がいますが、あれはやってはいけないことです。

泣いているのに何もしてもらえない、もしくはだいぶ時間が経ってからしか世話してもらえないなんてことを続けてしまうと、赤ちゃんは泣かなくなってしまいます。「泣いても何もしてもらえない」と諦めを感じ、無関心になってしまいます。いわゆる心が麻痺した状態です。

相手は泣くことでしか知らせることができません。お母さんの反応が良ければそんなことはなくなるでしょう。何かして欲しいときにすぐに対応できる反応の良さが赤ちゃんとの関係をより良くしてくれます。これは、子どもが大きくなっても必要な力になります。

「おむつ替えの時間が何時で、授乳が何時」と決めてかかる必要はありません。赤ちゃんの様子を見て、泣いたときに何が欲しいのかを手探りで探していくことが大切なのです。

だいたい3時間おきに授乳というのは、あくまでも目安で一般的な話です。自分の子のリズムはお母さんが見つけてあげなくちゃいけません。

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赤ちゃんにとって、お母さんは唯一無二の存在です。しっかり受け止めてあげましょう。「赤ちゃんと一緒にお母さんも成長する」という言葉の意味は、こういうことなんです。元気な赤ちゃんを産んでくださいね。心から願っております。

【参考文献】

・『働くママ専業ママ子どものためにどっちがいいの?』三沢直子・著

(ライタープロフィール)

桜井涼(フリーライター)/新潟県佐渡島出身。親が転勤族だったため、幼少期より引越し・転校を多数経験しました。母親が病弱だったこともあり、「地球が滅亡しても生きていける!」と呼ばれている父の元、家事からサバイバルまでを様々経験してきました(そのワザが震災時に大活躍!)。4人兄弟の長として奮闘してきましたが、現在は、2児の母をしています。妊娠中と出産のハプニングを乗り越え、今はフリーライターとして活動中です!

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