1. トップ
  2. 恋愛
  3. すぐに不機嫌になってしまう… どうすれば気分よくいられる?【心屋仁之助 塾】

すぐに不機嫌になってしまう… どうすれば気分よくいられる?【心屋仁之助 塾】

  • 2017.3.14
  • 1934 views

メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「すぐに不機嫌になる自分を直したい」という、めぐちゃんさん(30歳・アルバイト)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。

© nyul - Fotolia.com

■めぐちゃんさんのお悩み
不機嫌な自分が嫌です。自分で自分の機嫌をとりたくて、家でゆっくり過ごしてみたり、嫌なことは断ってみたり、なるべく自分の「好き」を優先させているのですが、嫌な気分がなかなか抜けません。

自分の機嫌すらとれない自分が恥ずかしいし、みっともなくて、不機嫌な姿を職場の人や彼氏に見られると思うと、余計にイライラしてしまいます。

私が不機嫌だと、私に会う人にも嫌な思いをさせてしまうし、実際に八つ当たりをしてしまい、本当に自分が嫌で相手にも申し訳なくて、仕事も辞めたい、彼とも別れたい、その方が相手のためだ。と思います。

自分で自分の機嫌をとれるようになりたいです。

■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより
めぐちゃんさん、ご質問ありがとうございます。心理カウンセラーのうさこと申します。「不機嫌な自分が嫌」とのこと、「ああ、わかるなー」と思いながら、読ませていただきました。

「自分で自分の機嫌をとる」ステキなチャレンジですね。それでも、不機嫌になっちゃうんです、という言葉を読んで、私がまず感じたこと…、それは「あ、それって普通ですね」でした。人間ですもの、嫌な気分になること、不機嫌になること、ありますよね。

今のめぐちゃんさんって、たとえばこんな感じなのかなって思いました。

お母さんに「この遊びをさせてあげるからご機嫌でいてね。不機嫌にならないでね」と頼まれた子どもが、その期待に応えようとして一生懸命に与えられた遊び(家でゆったり過ごしてみたり、嫌なことを断ってみたり)をしている。でも子どもは、心の中では、「これじゃ楽しくないよー! 違う遊びしたいよー!」と思っていて、お母さんのために頑張りつつも、だんだん不機嫌に…。

めぐちゃんさんの中に、このお母さんと子どもの両方がいて、子どもめぐちゃんの不機嫌があふれ出すたびに、お母さんめぐちゃんは「もうなんで言うこと聞いてくれないのっ!」ってイライラしちゃう。

みたいな。そんな感じかなと思ったのですが、いかがでしょうか?

じゃあ、一体どうしたら、子どもめぐちゃんは、ご機嫌になれるのでしょうか?

ひとつめは、お母さんめぐちゃんが、「不機嫌になってもいいよ」って子どもめぐちゃんを許してあげることです。「不機嫌なあなたも大好きだよ」って受け入れて、愛してあげることです。

どうもめぐちゃんさんの中には、「不機嫌な自分はまわりの人に受け入れてもらえないはず。嫌がられるはず」という思いがあるようなのですが、それはおそらく事実ではありません。

もしかしたら、昔誰かに受け入れてもらえなかった経験があって、そう思い込んだのかもしれませんが、もし仮にそうだとしても、たまたま過去にそういうことがあっただけで、めぐちゃんさんが「受け入れてもらえない人」という証拠にはなりません。

ですので、まずその思い込みを疑ってみてほしいのです。

大丈夫。不機嫌いっぱいのめぐちゃんさんを、まわりの人はもうよく知っています。バレています。それでも、職場の人も彼も、そんな不機嫌な部分も含めて、めぐちゃんさんのことが好きで、めぐちゃんさんと一緒にいます。許してないのは、世界でたった一人、自分だけ。

あら。そうは見えませんか?

「仕事も辞めたい、彼とも別れたい、その方が相手のためだ。と思います」と書いていらっしゃいますから、めぐちゃんさんは「私がいないほうがみんな嬉しいんだ」なんていう思い込みもお持ちかもしれませんね。そんな思い込みがあると、事実はまったく違うのに、まわりの人たちが嫌な顔をしているよう見えてしまうことも多々あります。ですから、「私がいないほうがいい」という思い込みも、一緒に疑ってみてくださいね。

それだけで「本当は職場でも彼にも受け入れてもらってたんだなー。自分を責めなくてよかったんだなー」って、そんなことを実感いただけるんじゃないかなって思います。

そして、もうひとつは、お母さんめぐちゃんが「ご機嫌になってね」と言うからではなく、子どもめぐちゃんが本当にしたいと思うことをしてみてください。

私が「それって、もしかしたら、これかな?」と思ったことをお伝えさせていただくと、子どもめぐちゃんが本当にしたいことは「人に甘えること」なのではないでしょうか。めぐちゃんさん、職場や彼の前で、甘えたい時、頼りたい時に、ちゃんとそれを表現していますか?

不機嫌は、誰の前でもできることではありません。おそらく、職場や彼の前で不機嫌になったり八つ当たりしたりするのは、少しずつ人や場所に慣れてきて、安心してきたからこそ、そういう部分って出てくると思うのです。これは、別の言葉で言うと、「信頼している」ということ。不機嫌になるって、信頼する人に対
する甘え方のひとつなのですよね。

だから、めぐちゃんさんにやってみてもらいたいのは、仕事を辞めることでもなく、彼と離れることでもなく、まわりの人にちゃんと甘えること。

ぜひ不機嫌という形で誰かに甘える自分を許してあげてください。また、別のもっと素直な形で、職場の人や彼に甘えることもやってみてください。そうして「ああ。また甘えちゃった。甘えられる場所があるって、うれしいな。いつも甘えさせてくれてありがとう」って、ノーテンキに思っちゃってください。

まわりの人は、そんなあなたを見て笑顔になるのです。そんなあなたと一緒にいるのが楽しいのです。そんなまわりの人を見て、めぐちゃんさんだって、不機嫌ではい続けられないと思いますよ。

ですので、今日からは、

「不機嫌な私も大好き」
「不機嫌な私のままで、受け入れられてるし、愛されてる」

って、いっぱい自分に言ってあげてください。

ぜひ、今までの思い込みを捨てて、本当のご機嫌を感じてみてくださいね。

・このカウンセラーのブログを読む

(古庄由佳(うさこ))

の記事をもっとみる