1. トップ
  2. ファッション
  3. 張り切りすぎは禁物? 卒業式&入学式で失敗しないママスーツの選び方

張り切りすぎは禁物? 卒業式&入学式で失敗しないママスーツの選び方

  • 2017.3.12
  • 60386 views

卒業式&入学式は、子どもたちの晴れ舞台。何を着て行こうかと、頭を悩ませているママは多いことでしょう。「浮いてしまった!」「失敗して恥をかいた!」というママの後悔の声もよく耳にしますので、慎重に検討したいものです。どのようなところに注意すればいいのか、事前にチェックしておきましょう。

(c) milatas - Fotolia.com

■基本のマナー・ポイントは?
ママ・ファッションの基本はスーツとされていますが、スーツなら何でもOKというわけではありません。まずは次のようなポイントをおさえておきましょう。

●スカート丈
卒業式や入学式では、セミフォーマルに当たる服装が基本。スカート丈は膝下のものが適当とされていますので、短すぎないかどうか、気をつけて選びましょう。

●色
卒業式はブラックやグレー、紺などの「ダーク系」、入学式はベージュや淡いピンクなどの「パステル系」が一般的。ただ、卒業式のスーツを入学式にも使いたいと考える人が増えたこともあり、明るい色のスーツで卒業式に出る、またはその逆のケースも多くなっているようです。

●柄・デザイン
セミフォーマルが基本ですので、スーツは無地が好ましいといえるでしょう。デザインが奇抜すぎると浮いてしまう可能性も。式の主役はあくまでも子どもたちなので、ママの個性は少し控えめくらいがちょうど良いかもしれません。

●アクセサリー
卒業式のアクセサリーは、シンプルで上品な印象のものが無難。パールなどがおすすめです。入学式では、コサージュなどを使って少し華やかさをプラスしても良いでしょう。ただし、あくまでも派手になりすぎないことがポイント。特にゴールドやキラキラ光る素材のアクセサリーは、派手な印象になりがちなので注意しましょう。

●ストッキング
色・柄もののストッキングは避け、ヌードベージュなどの肌に近い色を選びましょう。

●靴・かばん
靴はヒール5cm程度のシックなパンプスが基本。オープントゥやサンダルのように見えるものは避けます。かばんはフォーマルシーンに使えるかどうかを基準に選ぶと良いでしょう。大きなトートバッグや、見るからに「ブランド物!」とわかるようなバッグは避けた方が無難です。

■パンツスーツはOK? 卒業式でもカラースーツでOK?
このようなマナーについては、学校や地域によって傾向が異なるよう。そのため、先輩ママなどに話を聞いて「暗黙の了解」を確かめておくと安心です。

なかには、「卒業式のママ・ファッションはブラックスーツ」といった暗黙の了解が存在する学校も。不安なママは事前にリサーチしておきましょう。

■寒さ対策は万全に!
特に卒業式が行われる3月は、まだ寒いかもしれません。スーツの上にコートを着て出かけても式典中は脱ぐことになりますので、防寒下着などの工夫を。

体育館でジッとしていると、思っている以上に体が冷えてしまいます。式の途中でトイレに…なんてことにならないよう、対策を考えておきましょう。

■パパのファッションにも注意
パパのファッションはダークスーツが基本。そのため、手持ちのスーツで済ませてしまう場合が多いようです。

このとき注意したいのが、パパとママの見栄えの差。ママの方が華やかに見えるのは良いと思います。しかし、ママがバッチリ決めているのにパパがヨレヨレのスーツ…というのでは、夫婦間の差が目立ってしまいます。

パパのファッションは手持ちのスーツでも構いませんが、清潔感を心がけることは忘れないようにしましょう。

ママのファッションが華やかな場合は、パパのネクタイを式典に適していて華やかさもあるシルバーや、淡いパステルカラーにして、バランスをとるのもおすすめです。

■張り切りすぎは禁物?
卒業式&入学式だけのことを考えて準備したスーツは、ほかのシーンへの着回しが難しい場合も。張り切って服を買っても使う機会がなく、「後悔した」というママは意外と多いようです。

まずは手持ちのスカートやスーツ、アンサンブルを活用できないか検討してみるのもひとつの方法です。

なかには、「大事な式典だから」と張り切ってスーツを選んだところ、派手すぎて悪目立ちしてしまった…というママも。「あまり張り切りすぎないこと」も、卒業式&入学式ファッションで失敗しないためのポイントかもしれません。

卒業式&入学式の主役である子どもたちを見守ることがパパ・ママの役割です。個性や華やかさよりも、「上品さ」「シンプルさ」を重視すべきかもしれませんね。


(森川ほしの)

の記事をもっとみる