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まわりと差がつくアクセや雑貨でいっぱい♡神楽坂の裏道にある雑貨店「ここん」

  • 2017.3.11
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“アリクイ”のブローチや小花柄の茶筒、ひょうたんの箸置き、なまずのオブジェ…。独特の個性を放ちながらも、すっと日常に溶け込む素朴さをあわせもつ、そんな気になる雑貨が並ぶ神楽坂のお店「ここん」を紹介します。

日本各地から神楽坂に集まった個性豊かなかわいい「こもの」

“ここん”には二つの意味があります。一つは“cocon”で、フランス語で繭を意味しています。
もう一つは、日本語の“古今”を意味しています。小さな繭から絹糸ができ、
素敵な着物やこものに形を変えるように、
古き良きものを今、楽しめるものにし、
そしてこれから先につたえていけたら、という思いが
“ここん”という言葉には込められています。

出典:http://www.coconchi.com/about.html

「ここん」で扱う雑貨は、1つ1つ手仕事で作り上げられる「作家もの」がメイン。棚に並ぶアイテムを手に取ってみると、同じように見えても色や形、大きさが微妙に違うのも手作りならでは。まっすぐではない輪郭、ユニークな表情、細部にまでこだわってデザインされた作り手のこだわりなど、見れば見るほど1つずつのアイテムに奥行きと味わいを感じます。

「動物モチーフのブローチ」 /藤田商店

出会って、見つけて、ずっと大切にしたくなる1点もの

「特にポリシーを持って選んでいるわけではないんです」と野間さんが言うように、取り扱う雑貨との出会いは、紹介であったり口コミであったりさまざま。中には「雑司が谷の手創り市で見つけて、お客さんとして何回も買いに通ってから、うちで出してみませんか? と声をかけてお付き合いが始まった作家さんもいるんですよ」とのこと。「ここん」にやってくるのは学生さんから年配の方まで幅広く、ときには高校生が「自分で買うには少し高くて、でも忘れられなかったから…」と、後日お母さんと一緒に買いに来たというエピソードも。作家さんの1点ものとは、そんな心を惹きつける“出会い”の瞬間があるのですね。

「七宝焼きのイヤリングとピアス」/sorasido

自分用にはもちろん、贈りものに喜ばれるアイテムも

デザイン性のある生活雑貨や文房具なども扱う同店。1点ものではありませんが、作家さんがデザインし専用の工場で国内生産されたものは、作り手の思いはそのままに、数は多くそろえられるので、お礼やお返しといった贈りものにも人気なのだとか。使いやすい手ぬぐいのような布もの、ちょっとしたときに必要になるぽち袋や便せんといった紙ものには、常連さんのファンも多いそうです。

「てぬぐい」「贈りもの袋」「茶筒」/株式会社星燈社

どこかひとクセある、ユニークな愛されキャラもスタンバイ

「かわいいこもの」の中には、さりげなく、でも限りなく主張してくるユニークなオブジェの姿も。「どこかクセのあるものに惹かれるんです」と野間さん。そこには「え、これはなに?」と二度見してから、つい笑みがこぼれる愛おしさと、ニヤリとしてしまうシュールさが。小さいオブジェにはそれぞれに強い個性があるものの、温かみのある素材やフォルムは、どこにでも溶け込める自然な素朴さも持ち合わせているようです。

写真左「なまずシリーズ」/Ω社
写真右「干支のトリ」/Lynxtail

かわいらしさとシュールさが共存した雑貨店「ここん」。楽しい出会いを見つけに、ぶらりと足を運んでみませんか?
writer / かな

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