1. トップ
  2. おでかけ
  3. 「ベルばら」漫画家・池田理代子「常に絵が上手くなりたいと思ってました」

「ベルばら」漫画家・池田理代子「常に絵が上手くなりたいと思ってました」

  • 2017.3.9
  • 1536 views

「ベルばら」漫画家・池田理代子「常に絵が上手くなりたいと思ってました」

デビュー50周年記念展「池田理代子-『ベルばら』とともに-」。少女マンガファンは、もれなく全員集合してください!

時代を超えて愛される名作少女マンガの代表格といえば、『ベルサイユのばら』。その作品を描いたマンガ家・池田理代子先生の、デビュー50周年を記念した展覧会が開催される。‘67年にデビューし、‘72年にフランス革命を題材にした、通称『ベルばら』の連載をスタートし、大ヒット。少女マンガ界のトップに躍り出た。以降、『女帝エカテリーナ』などの歴史ロマン、ご自身も愛する音楽をテーマにした『オルフェウスの窓』など、名作を多数生み出した。
本展では、デビューから今日までを6つの章に区切り、描き下ろしや、初公開を含む名作の貴重な原画や資料を200点以上展示。さらに展覧会限定のオフィシャルブックやオリジナルグッズもズラリ。池田理代子ワールドを思う存分味わえます!

出世作になった『ベルばら』を描いていた時代、池田理代子先生ご自身ではまったく絵に自信がなかったそうで…。
「当時、武蔵美の学生さんに家に来てもらい、石膏デッサンから油絵まで、“絵の描き方”を一から習っていたくらい、絵が下手でしたね。だから『ベルばら』の頃の絵は、正直恥ずかしくて見たくないです(笑)。自分としては、画力のピークは、『オルフェウスの窓』の頃ではないかと。でも今回の描き下ろしは、“今の自分”が描いているものなので、比較的直視はできますよ」
常に高みを見つめながら、50年マンガを描いてきた。やりがいとは?
「ものを作り、それによって誰かに感動を与えられるということですね。そういう仕事をしているのは私の喜びですし、誇りです。また、“嫁入り道具として持っていって、娘が生まれたら読ませます”という手紙をもらったのも喜びでした。読み捨てにされず、大事にしてもらえるものを描きたいと思っていたので、すごく嬉しかったのを覚えてます」
日本橋髙島屋 8階ホール 東京都中央区日本橋2‐4‐1 開催中~3月20日 10:30~19:30(入場は閉場の30分前まで) 最終日は18時閉場 一般800円ほか TEL:03・3211・4111(代) 本展は大阪・京都・横浜にも巡回。(C)池田理代子プロダクション
『オルフェウスの窓』池田先生曰く、最も画力が高かった時代の絵。ため息ものです。
※『anan』2017年3月15日号より。

(by anan編集部)

の記事をもっとみる