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窒息だけじゃない!? 寝相の悪い赤ちゃんに起こりうるリスク4つ

  • 2017.3.5

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

赤ちゃんの寝相が悪いのは元気な証拠。確かにそうですが、この元気の良さが時にはケガなどのトラブルにつながってしまうことがあります。

具体的にはどんなトラブル例があるのか、どんな注意が必要なのか、ママたちの声をご紹介します。

●風邪や腹痛

寝相の悪さで最初に思いつくのが、毛布や布団を蹴飛ばしてしまうのが原因で、風邪を引きお腹をこわすことです。

赤ちゃんは暑がりで寒がりですが、それを上手に伝える術もなければ、自分で調節することもできません。今暑ければ毛布を蹴り飛ばすのが当たり前。

また、手足をバタバタ、覚えたばかりの寝がえりでゴロゴロするのも、大人目線では寝相の悪さに見えても、赤ちゃんにとって当たり前の寝姿。

なにも、毛布を蹴っ飛ばそうと思って蹴っているとは限らないのです。

自宅でママ友と一緒にプレーグループを開き、1歳半から3歳までの子ども10人前後を預かるというAさん(40代)は、『たくさん体を動かす元気な赤ちゃんには、毛布や布団ではなく、服の素材や厚さ、室温などで調整してあげるのがベスト よ』と教えてくれました。

●落下

生後3か月の娘がお昼寝中のソファから落下してびっくりしたという話を聞かせてくれたのは、30代のママRさん。

『寝ているときにも反射的に手足をバタバタさせることの多い子だったけど、まだ寝がえりもせず、おとなしく寝ているだけの月齢だし、幅の広いローソファーだからと油断していました』とのこと。

幸い、ローソファーだったこと、床にもマットが敷かれていたことから、大きなケガはなかったものの、頭にはしっかりと床でぶつけたたんこぶが残ったそうです。

赤ちゃんの成長は個人差もあり、「まだ動かないはず」とか「まだ寝がえりはうたないはず」ではなく、「万一」を考えて 安全な場所に寝かせておくべきですね。

●挟まれる

掴まり立ちができるようになり、目が離せなくなった生後10か月の男の子のママSさん(20代)は、唯一目を離しても安全なはずのベビーベッドでお昼寝していた息子の叫び声に駆けつけてびっくり。

『ベビーベッドの柱の間から足を突き出して挟まっていた』そうです。

Sさんが想像するには、活発に寝がえりをしているうちに、足がベビーベッドの柵の柱の間から外に突き出され、ぽっちゃりと太っていた太もも部分が挟まって身動きできなくなってしまったのだろうとのこと。

すぐに気づいて助け出せたため、ちょっとした擦り傷と青アザ程度ですみましたが、目を離しても大丈夫だと思っていたベビーベッドでの事故だけに、ショックは大きかったそうです。

確かに柵の幅は頭や体がすり抜けることができないものの、手足の細い部分なら十分出し入れできます。

また、柵につかまり立ちをして、足を滑らせれば大いに起こりうる事故でもありそうです。

ベビーベッドの柵の下部分に柔らかいマット状のカバーをつける ことで、この心配はかなり緩和されます。

●窒息

活発に寝がえりを繰り返す赤ちゃんを寝相が悪いと表現することもあります。そして、その寝相の悪さは窒息につながる危険性もあるのです。

寝がえりを覚えたての赤ちゃんは、常に寝がえりに成功できるわけではありません。

コロンとうまく転がった先にクッションがあって、口や鼻を覆われてしまったとき、再びコロンと自力ですぐに寝がえりをうてるとは限らないのです。

前述のAさんと一緒にプレーグループを運営しているFさん(40代)は、『普通のフラットな寝床であれば、どんな向きで寝ても鼻と口の両方が同時にふさがれてしまうことはまずないわね。でも、そこにフワフワのクッションやモコモコのぬいぐるみがあると話は別』と言います。

寝がえりをするようになった赤ちゃんの寝床には、顔が埋もれるような大きさや柔らかさのクッションやぬいぐるみは置かない 方が安心ですね。

●まとめとして

他にも、ベビーベッドで寝かせていれば、柵で頭を打ち、床に布団で寝かせていれば壁でゴンと打つと、赤ちゃんの寝相の悪さを嘆くママの声もありました。

でも、同席していた経験豊富な40代のママたちの「寝相の悪さで心配するのも2歳くらいまで。それ以降は、自分で注意するようになるものよ」との声に「そうなのね~」とみんな肩の力が抜けました。

長いようで短い2年ほどの間、寝ていても元気いっぱいの赤ちゃんを安全に見守っていきたいですね。

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
●モデル/坂井由有紀(央将くん)

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