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香ばしさがやみつきに♪ くるみを使った岩手のおみやげ4選

  • 2017.3.2
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岩手県の北部や沿岸部では、おいしいものを「くるみ味がする」と表現するほど、昔から親しまれているくるみ。古くからこの地に自生していたと言われ、岩手の人々にとっては身近な食材であり、栄養豊富なごちそうでもありました。今回は、そんな岩手ならではの「くるみのお菓子」を紹介します。

売り切れ必至の人気者。横澤パン「くるみクッキー」

昭和2年の創業以来、「手捏ね」にこだわったパンを焼き続けている盛岡市の横澤パン。噛むほどに味わいが増す風味豊かなパンとともに、クッキーやビスケットなどの焼き菓子も販売しています。

中でもリピーターが多いのが「くるみクッキー」。キャラメルに粗く刻んだくるみをたっぷり加え、バターが香るサクサクのクッキーでサンド。くるみのほろ苦いコクと食感がアクセントになって「甘いものは苦手」という人にも好評です。

全国にリピーター拡大中。形もかわいい「くるみもなか」

岩手県北部の一戸町(いちのへまち)にある「北舘菓子舗」は、創業53年目を迎えた和洋菓子店。地元産の食材をふんだんに使ったお菓子が人気です。

一番人気は、くるみの形がキュートな「くるみもなか」。香ばしい皮の中には、くるみがゴロゴロ入った白餡が詰まっています。ていねいに練り上げた餡はねっとりとしていて、くるみのザクザクした食感、コクのある味わいと絶妙にマッチ。防腐剤不使用で作り置きはせず、ひとつずつ手づくりしています。

地元で採れたくるみがたっぷり。「手打ちクルミのケーキ」

岩手県北部に位置する九戸村(くのへむら)の「小笠原菓子舗」は、村の特産品を使った和洋菓子のお店です。

中でもお土産としても人気上昇中なのが「手打ちクルミのケーキ」。村内で無農薬栽培された「テウチクルミ」と、同じく村の特産である甘茶(あまちゃ)を使ったパウンドケーキです。
香ばしく軽い食感が特徴の手打ちクルミと、しっとりと柔らかいケーキ生地との相性が抜群。甘さも軽めでつい「もうひとつ…」と手が伸びてしまうおいしさです。

100年以上の歴史あり。玉桜堂の「金山からめ餅」

最後に紹介するのは、安政元年創業の老舗菓子店・玉桜堂の「金山(かなやま)からめ餅」です。

金の採掘が盛んだった時代に携行食として食べられていた餅を、大正元年に商品化。昭和45年に大阪で開催された万国博覧会にも出品するなど、盛岡名物として長く親しまれています。
もち米に砂糖と水飴、醤油、くるみを加えて蒸し上げた、昔ながらの素朴な味わい。もっちりとした生地は甘じょっぱく、くるみのコクと歯ごたえがほどよいアクセントになっています。レトロなパッケージも趣がありますね。
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岩手の暮らし、食文化と深く結びついている「くるみ味」なお菓子たち。岩手の旅の思い出に、ぜひ味わってみてください。

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