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金沢らしい上品なランチが人気。近江町市場近くの隠れ家的レストラン「ニワトコ」

  • 2017.2.28
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金沢の人気観光地・近江町市場から徒歩3分の隠れ家的レストラン「ニワトコ」。近江町市場などから仕入れた季節の味が丁寧に料理されたランチは金沢さんぽの立ち寄りスポットにぴったりですよ。

長屋を改装した隠れ家的レストラン

近江町市場から東山方面へと続く尾張町商店街は金沢町家が並ぶ風情豊かな通りです。その通りに、見逃してしまいそうな小さな「ニワトコ」の看板がかかったお店があります。

古い町家の長屋を改装した店内は、道路側の窓を大きく切り取り、外の光がよく差し込むようになっています。白とテーブルの木目が基調となった店内は、まるで自宅のリビングのような、居心地のよい空間です。

金沢らしさ満点。旬の食材でていねいに作るランチ

ランチメニューのおすすめは「週替わり お昼ごはん」(メイン料理、小鉢2種、ごはん、味噌汁、ニワトコジュース付き)。毎週金曜日に切り替わるメニューは、店主の尾﨑有希子さんが、“ごはんに合うこと” “満たされること” “身近な旬を美味しく食べられること”の3つにこだわって、ひとつひとつのメニューに深い想いを込めて作っています。

この日の小鉢は、見た目が鮮やかな赤キャベツの甘酢和えに、食感がたまらないこんにゃくとエリンギの味噌炒めの2種類。身近な食材を使っているのに、自分では試したことがなかった意外な組み合わせや意外な味付けに出会えるのも「ニワトコ」の魅力です。お客様から料理方法を尋ねられることも多いというのも納得します。

この日のメインは「白菜と豚肉のロール煮」。蒸し物が恋しくなるこの冬の季節に旬の白菜を使った一品で、美味しいダシがきいた、冬の味覚が凝縮された一品です。加賀れんこんにも、金沢独特の車麩にも、うまみがたっぷりしみ込み、トッピングのゆずの香りもきいています。季節のものをしっかりとたべてほしいと、食材を求めてお隣富山県の直売所まで仕入れに出かけることもあるそう。

「週替わり お昼ごはん」には、西洋ニワトコの花を煮出したシロップから作った「ニワトコジュース」もついてきます。尾﨑さんが子供の頃に好きだった絵本の中に出てくる言葉から店名を「ニワトコ」と名付けたところ、あとからニワトコがエルダーフラワーでもあることを知ったのだとか。そんな店名の由来になったニワトコのジュースは、ライチやマスカットに似たさっぱりとしたお味なんですよ。

手作りジャムとの相性も抜群のパンケーキ

「米粉のパンケーキ フルーツ添え」(600円、バニラアイス付きはプラス100円)は、軽めのランチにおすすめです。ふわっとシンプルに焼きあげられたパンケーキに添えられているのは、りんごとゆずの手作りジャム。実家のゆずの木から収穫した実からつくるそう。食後のデザートとしてもペロリと完食できそうな美味しさです。

季節に合わせたとっておきのドリンクも

パンケーキと一緒に試してみたいのが期間限定ドリンクです。この日は、高知産レモンを蜂蜜に漬け込んだシロップにお湯を注いだ「ホットレモネード」(500円)。レモンの香りが心まで癒してくれそうなほどほわんと広がります。

午後3時からの喫茶タイムも居心地の良さを求めて常連客でにぎわう「ニワトコ」。素朴な中にアイディアとおいしさと季節がぎっしりつまった料理で、心まで癒されてくださいね。

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