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[vol.26] ラ・ラ・ランドよりディズニーランドが似合うエマ・ワトソン。その優等生イメージは、今や貴重だ

  • 2017.2.27
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ディズニーアニメの実写版『美女と野獣』(4/21日本公開)に、ヒロインのベル役で主演するエマ・ワトソン。なんと映画界の賞レースをぶっちぎりでリードしている『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンの役の最初の候補者だったというから、この業界、何がどう転ぶのか分からないものだ。

しかーし、エマ・ワトソン、降板してくれてありがとう。彼女はハッキリいって『ラ・ラ・ランド』のヒロインより『美女と野獣』の方がずっと似合っている。『ラ・ラ・ランド』はLAがもうひとつの主役といってもよいほど土地感にあふれた作品だが、ワトソンは『美女と野獣』のおとぎ話の青味がかったワンダーランドの方がしっくりいく。奇しくも『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンと同じイエローのドレスで野獣と踊るワトソンだが、そのドレスはとてもゴージャスで彼女が踊っている醜い相手は、実はハンサムな王子様だったって話も納得のいく美しさなのだ。

 

アメリカの女優とはひと味違って、品の良さや知性を感じさせるエマ・ワトソン。イングリッシュローズと形容されるその美貌は、とってもチャーミングだが、Fワードを発するようなキャラクターを演じるにはまだ無理がある。以前、彼女がセックスサイトを利用していることを公言して、ファンの度肝を抜いたことがあったが、それとていかにも優等生のすること、という感じだった。実践じゃなくて、セックスサイトでお勉強するテクニック。でも、彼女、セックスにのめり込んだら、それはそれで、ひたすら頑張る感じがしてちょっとコワい。あのかわいいハーマイオニーも、いつの間にか26歳。女優としては案外と不器用で、今もって頭のいいハーマイオニーのイメージがつきまとう。でも、Fワードが似合わない女優がひとりぐらいいてもいいと思う。むしろ、今や貴重な女優といってもよいくらいだ。

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