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歌い聞かせでインプット!? 子どもに言葉を覚えさせる方法

  • 2014.12.10
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【ママからのご相談】

2歳の双子がいます。2人ともなかなか言葉を発しません。読み聞かせをしていますが、読んでいる途中で飽きてしまい、他のものに興味が移ってしまうことが多くて、どうすればいいか悩んでいます。

言葉を覚えるための良い方法はありませんか?

●A. 歌い聞かせを実践することで言葉の入り方が格段に変わってきます!

こんにちは。以前、学習塾で幼児教育を行っていたフリーライターの桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

2歳であれば、「パパ」「ママ」などの単語を発することができたり、早い子だと、「ママ好き」のような二語文を発することもあります。そういったお子さんの話を聞くと、どうしても焦ってしまうことがありますが、検診で何も言われていないのなら、“言葉をたくさん入れてあげること”が一番の方法になります。

●言葉を入れてあげるとはどういうこと?

言葉は、インプット(情報を入れる)してあげることで発することができるようになります。その量が少なかったり不十分だったりすると、アウトプット(情報を出す)まで時間がかかってしまうものです。

例を挙げると、英語の学習を始めたばかりのときに、いきなり、「この人と会話をして」と外国人を連れてこられても、なかなか言葉として出てきませんよね。それと同じで、言葉として出せるようになるためには、たくさんの言葉を浴びせるように何度も聞かせることが大切なのです。

ポイントは、言葉を浴びせるように聞かせることなのですが、大変だと思われるでしょう。乳幼児の場合は、歌い聞かせと読み聞かせをしてあげることが一番です。

●歌い聞かせと読み聞かせがどのように効いてくれるか

歌い聞かせや読み聞かせをすることで、脳にも心にも働きかけをしてくれます。脳科学の面から見ると、大脳辺縁系(感情や意欲、記憶や自律神経活動に関係のある部分)を大いに刺激してくれます。心理の面では情緒機能を安定させ、社会性の面を発展させます。これらは、“歌いかけ”と“読み聞かせ”の効果を研究した結果、分かったことです。

読み聞かせをさせているということなので、こちらは問題ないですね。読んでいる途中で違うものに興味を持ってしまうのは、良くあることです。ですから、しかけ絵本やページ数の少ないもので求められたときにだけ読んであげて、興味のないときはすぐ切り上げるだけでも大丈夫です。制限をつけないことがこの時期のお子さんには必要です。

●言葉をたくさん入れるために

言葉は、耳から入っていつの間にか覚えたということが多いものです。ですから、いつでも歌いかけてあげましょう。

私は、自身の子どもに対して、食事を作るときに童謡のCDをかけて歌ってあげていました。また、お風呂に入っているときなど、リラックスをしているときを中心に歌いかけていました。

ころころ遊んでいるときは、むやみに話しかけたりしないようにして、CDの音を小さくしてかけました。読み聞かせも、夜寝る前や本を持ってきたときにしてあげるようにして、自分がストレスとして感じないことと、子どもに無理強いをさせないことを大事にしていました。その方が双方にとってうまくいきます。

ストレスを感じながら、怒り口調になったりしては怖さが先に立って覚えることなんてできませんよね。大人である親がそう感じるのですから、子どもはもっと思っていることでしょう。

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歌い聞かせて、読み聞かせてあげることで、心の安定を感じ社会性を身につけることができます。脳を活発に働かせることもできます。だからといって無理強いはいけません。それに仕事や家事があって忙しいからできないというのも理由になりません。

自分のできる範囲で、やってみてください。童謡を歌い聞かせていると、自分も心から安定してきます。まずは、優しい気持ちでたくさんのインプットをしてあげてくださいね。

(ライタープロフィール)

桜井涼(フリーライター)/新潟県佐渡島出身。親が転勤族だったため、幼少期より引越し・転校を多数経験しました。母親が病弱だったこともあり、「地球が滅亡しても生きていける!」と呼ばれている父の元、家事からサバイバルまでを様々経験してきました(そのワザが震災時に大活躍!)。4人兄弟の長として奮闘してきましたが、現在は、2児の母をしています。妊娠中と出産のハプニングを乗り越え、今はフリーライターとして活動中です!

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