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金沢グルメ“ハントンライス”発祥の店!行列のできる老舗洋食店「グリル オーツカ」

  • 2017.2.18

サックサクのシーフードフライがのったとろ〜り卵のオムライス「ハントンライス」は、金沢ではおなじみのグルメ。この「ハントンライス」発祥のお店と言われる「グリルオーツカ」には、この金沢のローカルフードを求めて行列ができています。

「ハントンライス」を生み出した金沢の老舗洋食店

金沢で一番の繁華街、香林坊・片町の大通りから徒歩3分ほど。レンガ色の建物の「オーツカ」は、大塚忠蔵さんが1957(昭和32)年に創業した洋食店です。二代目の昇二さんが店を切り盛りしていた昭和43年、「オーツカ」のチーフシェフが、東京での修行時代にまかないで食べた味を友人シェフと再現。近所の別の洋食店のオープニングメニューとして出されることになりましたが、そのあとすぐ「オーツカ」のメニューとしても並んだそうです。

ハンガリーの「ハン」にフランス語でまぐろを意味する「トン」を合わせて「ハントンライス」。ハンガリーでは昔から、日本のエビフライと同じ調理方法の魚のフライがあったそうで、そこからシーフードフライに「ハントン」の名前がつけられました。それをオムライスにのせた「ハントンライス」が「オーツカ」のメニューに登場後、20年ほどかけ徐々に金沢に浸透。いまではすっかり、金沢では誰もが慣れ親しんでいるローカルフードとなりました。

とろ〜り卵がたまらないローカルグルメ「ハントンライス」

「ハントンライス」のとろ〜りとした卵の上にトッピングされているのは、小エビとカジキのフライです。サックサクのフライとオムライスの相性は抜群。ライスは380gもあって、ボリュームも満点です。

たっぷりとかけられたオリジナルタルタルソースは、なめらかに、味はあっさりと仕上げられていて、オムライスやフライによくからみます。「ハントンライス」が誕生した頃は、オムライスといえば卵でケチャップライスをクルッと巻いたものことで、卵を広げて乗せるこの形も珍しく、話題を呼んだのだそう。

「丁寧においしいものを作り続けることが大事」という昇二さんの思いを受け継いだのは、次男の正樹さんです。正樹さんにとって「子どもの頃から食べ続けている大好きな味だった」という「ハントンライス」は、いまでは「オーツカ」を訪れる7〜8割の方が注文する大人気メニュー。自慢のホワイトソースを使ったメニューも常連客から愛されていますよ。

ぜひ「オーツカ」で、金沢生まれの、金沢の人たちに愛される「ハントンライス」を味わってみてくださいね。

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