【思考をキレイにする旅の仕方（59）】”キレイ”は当たり前ではありません

当たり前になっていて気づかないことがあります。以前、空港で清掃スタッフに出会った際、「いつも床がきれいなのは彼らのおかげなんだなぁ」今更ながら気づいたことがありました。自然にきれいになるはずなんてありません。

私の友人は、清掃スタッフに出会うと「ご苦労様です」と必ず声をかけるそうです。「ありがとうございます」と返ってくると、どちらもやさしい笑顔になります。「ホテルでも一緒だよ」彼女はそう付け加えました。

世の中は様々な人々の力で、きれいに保たれているのです。チェックアウトする際、使用した足ふきやタオルはまとめてバスタブに入れておく、飲んだグラスやコーヒーカップは寄せるなど、ちょっとした気配りがある人と、「お金を払っているんだから、いいんだよ」と散らかし放題にしてしまう人がいます。感謝する姿勢は時間が経つと自然に人相として表れてくるものです。

感謝することを日々、忘れない人は自然に顔が穏やかになります。

text：イシコ http://sekaisanpo.jp/