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一流の男はやってる!? フツーの夫たちが家事・育児をやりたがらない理由

  • 2017.2.16
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こんにちは! ライターの月極姫です。

先日、仕事でお世話になっている某経営者の奥様とお会いして、こんな羨ましいお話を聞きました。

『私は専業主婦だけれど、毎日の犬の散歩と夕食後の食器洗い、休日の食事作りと後片付け、息子の相手を主人がきっちりやってくれるおかげで趣味にも打ち込む時間が作れていると思う』。

私が結婚していたころは、自分も含めて「夫が家事・育児に非協力的」と悩む女性が周囲に多かったものです。

世の中には素晴らしい旦那さんもいるんだなあ……と感心し、後日その旦那様に、「多忙なのにどうして家事をそんなに積極的に手伝えるのですか?」と質問してみました。

返ってきた答えは、『言われる前にやるのが一流。言われてからやるのは二流。言われてもできないダメ男は三流。これ、会社でも家庭でも実は同じだから 』というもの。

二流以下の男性には耳が痛いかもしれませんが、文句なく納得してしまいました(失礼!)。

しかし、世の多くの夫は家事をあまりやっていないというデータもあり、それなりの理由があるのかもしれません。“家事をやらない男たち”の主張を見てみましょう。

●妻の態度にも問題ありか? あなたの夫が「家事をやらない理由」

2013年に『ライオン株式会社』が行ったインターネット調査によると、調査対象となった20~50代の共働き夫婦において、53.6%の妻が平日の一日に2時間以上家事を行っているのに対し、17.7%の夫が「まったく家事をしない」と回答しているのです。

この夫たちの「家事をやらない理由」の上位3つは以下のようなものでした。

●1位:正しいやり方がわからないから

これはずばり、幼少時から教えられていないのです。よく「専業主婦の息子は何もできない」といいますが、そうとは限りません。

専業主婦でも「将来息子が1人暮らしをするときに困らないように」という認識のあるお母さんは、ちゃんと基礎を教えていることが多いものです。

逆に先見の明がないお母さんだと、まったく何も教えない状態で息子が一人立ち→食事作りも掃除もできなくて、結婚するまで結局お母さんが通って身の回りの世話をする→結婚後、あまりに何もできなくて妻とトラブル……というパターンに陥ったりします。

だからといって、いたずらに姑の過去の育児法を責めてもトラブルになるだけです。腹をくくって、旦那様に優しく“やり方”を伝授するしかありません。

このとき、上から目線に教えてしまうとやる気をなくす男性も多いので、「お願いする」という姿勢を崩さない ことがポイントのようです。

もしあなたが男の子のママさんなら、教訓として自分の育児にも生かすしかありません。

女性の男性を見る目もどんどん肥えてくるこれからの時代、掃除も料理もまったくできない男子はバカにされてしまうかも。

実際に“イケメンで優秀で料理も上手”なんていう男子も実在するわけですから、わが息子の立つ瀬が無くならないように、最低限のことは教えてあげた方がいいでしょう。

●2位:やっても妻に文句を言われるから

具体的には、「ポケットにティッシュを入れたまま洗って怒られた」などの失敗経験が元になり、せっかく手伝ったのに文句を言われて嫌になる、というケースが多いようです。

1位の理由とも関連しますが、基礎を習っていない男性の場合は多少の失敗は仕方がありません。

何か失敗したときも感情的にならず、「慣れるまではフォローが必要 」と覚悟しましょう。

旦那様のやる気や習得力にもよりますが、いつまでも失敗の尻拭いが続くと、奥様の方が疲れて諦めてしまうケースもあるようですね。

この“諦める力”も、ある意味大事なのかもしれませんが。

●3位:妻の方が上手だから

妻の家事の出来と見比べて、自ら諦めてしまったのでしょうか? いわゆる完璧主義の男性だと、「頑張っても妻みたいにできないや」とすねてしまうのかもしれませんね。

多くの男性は褒め言葉に弱いので、「十分できてるわよ」「助かった!」「ありがとう」などの言葉がけを絶やさず、旦那様のモチベーションを末永くキープしなければいけません。

そもそも、料理長や掃除のプロフェッショナルには男性が多く、突き詰めれば男性の方が家事に向いている面があるのです。

「男の方が繊細だから、料理の出来には期待してるわよ」「あなたは綺麗好きだから、掃除は完璧にできそう」とどんどん乗せていく のも1つの手です。

そのためには、多少道具を買いそろえたり、プロ並みに凝り始めたりしても多めに見て褒め続けてください。まったくやらないよりは、ずっと助かるはずです。

●背景は人それぞれ……「やらない理由」番外編

アンケート結果の上位は以上のような理由でしたが、やらない理由はじつに十人十色。巷の少数派意見の中には、以下のようなものもあります。

『共働きで自分も家事をやらなきゃいけないのはわかってます。でも、奥さんも器用で何でもできる人だし何も言わないし。今後文句を言われたら動こうかな、と』(20代/香川県・技術職)

「お願いされないからやらない」。こういうケースも結構多いようですね。奥様が素直に言い出すことができれば解決ですが、長年不満をため込んでいたら要注意です。

爆発する前に空気を読む、という心がけも大切では?

『手伝うべきというのは頭ではわかってるんだけど、やはり父親が外で働き、母親が内助の功で支えるという姿を見てきた世代です。なかなか意識を変えられない自分がいる。若者の方が赤ん坊を抱っこひもで抱いて付き添ったり、うまくやっているなあと思う。自分はたとえ孫でも、照れくさくてできませんね 』(50代/東京・運送業)

世代的になかなか意識を変えられないのは仕方がない面もありそうですね。

しかし、80年代に育児休暇を取得して奥様を助けた「元祖イクメン」高橋英樹さんのような方もいらっしゃいます。

理想論かもしれませんが、業種や環境が違っても、妻子を第一に考えてなおかつ仕事のできる男性を目指してもらえると嬉しいですよね。

『妻が女性として魅力的に見えなくなってきてからは、若干家のことを手伝う気も薄れてきた。やっぱり綺麗でかわいい女性を助けてあげたいと思うのが男のサガでしょ? 奥さんは奥さんで、あまりおばさんっぽくならないよう努力してもらわないと』(30代/北海道・商社勤務)

勝手な言い分のようではありますが、しょせん男性は美人に弱いということ。

忙しい手を休めて、美容室やエステなどでちょっと自分に投資してみるのも、もしかしたら近道かもしれません。

奥さんがイメチェンすることで家庭がうまくいくなら、これは努力してみる価値アリかもしれませんよ。

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いかがでしたか? 夫婦がお互いに気分よく役割分担をしていくには、相手の本音を理解することが大切です。

お互いに少しずつ譲歩することで、旦那様に末永く家事・育児参加してもらえるようになるといいですね。

【参考リンク】
・共働き家庭の「家事」に関する実態調査 | ライオン株式会社(http://www.lion.co.jp/ja/company/press/2013/908)

●ライター/月極姫(フリーライター)
●モデル/藤沢リキヤ

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