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こんなはずじゃなかった! “マイホーム購入”の失敗談4選

  • 2017.2.15

昔から「夢のマイホーム」という言葉があるように、自分の家を持ちたいと考える人は多いものです。

住宅ローン減税や低金利のおかげか、はたまた偶然か、私の周りでは2016年、マイホーム購入ラッシュでした。

しかし、マイホームを得て満足している人もいれば、少なからず購入を後悔している人もいます。

なぜせっかく夢のマイホームを持てたのに、後悔しているのでしょうか?

今回は、マイホーム購入の失敗談を20代〜40代の男女に取材してみました。これから家を購入しようと考えている方は、参考程度にご覧ください。

●(1)住宅ローンの支払いがキツい

『うちは子どもがいない共働きで、世帯年収からすると希望の価格帯よりもっと高い物件も購入できると不動産会社に言われました。それならば妥協せず本当に気に入った物件を購入しようと、当初の予算より高いマンション最上階の部屋を4,000万のローンを組んで購入したんです。

ところが、マンション購入から1年。妻が体調を崩し、正社員を辞めて転職 。扶養内のパートとして働くことになりました。ずっと正社員の共働きで考えていたため、これには焦りましたね。

今のままの世帯年収でローンを返済していくのは、正直かなりキツいです。妻の体調が良くなり、また正社員とまではいかなくても、フルタイムで働けるようになればいいんですが……。それまで生活を切り詰めないと……』(30代男性/会社員)

共働きであっても、どちらかが働けなくなるリスクも考慮する必要がありそうです。

「ずっと二人とも正社員で働くし、大丈夫」と思っていても、いつどうなるかはわかりません。健康面の問題は特に先が読めないものです。

住宅ローンが払えなくなり、家を手放すことになったという例も珍しくありません。

余裕のある貯金額を確保しておく、不動産会社の言葉に惑わされず、自分たちが無理せず返せる金額の物件を買うなど、慎重になることが大切です。

●(2)住宅ローンの返済額以外の費用を考慮していなかった

『昨年、新築マンションのモデルルーム見学に行き、物件が気に入ってポンポンポンと契約まで進み、晴れて念願のマイホームを手に入れました。

でも、予想外だったのが物件以外にかかる出費の多さ。司法書士報酬とか住宅ローンの保証料、火災保険、地震保険などの諸費用だけでも200万くらい かかりました。

しかも、月々、住宅ローンの支払いに加えてマンションの修繕積立金と管理費の支払いもあるんですよね。新築のうちはいいけれど、年数が経つにつれて修繕積立金が上がるっていうし。毎年の固定資産税もある。

特に諸費用についてはそんなに高いと思っていなかったので、びっくりしました。おかげで手元のお金がほとんど残らず……。もっと貯金が貯まってから買えばよかったと後悔しました』(20代女性/パート)

勉強不足が招いたこととも言えますが、これはありますね。いざ、払うべき金額が明確になったとき、焦るものです。

固定資産税については、不動産会社に大体の額を聞いておくといいでしょう。「えっ! そんなにかかるの!?」という場合もあるので注意が必要です。

●(3)通勤電車が想像以上に混んで体調不良に

『都心から離れた閑静な住宅街に、一戸建てを購入しました。周囲には学校や公園、公共施設、病院なども充実していて、とても住みやすい街で気に入っています。

でも、通勤がつらい! 今まで、都心に住んでいたため、電車に乗るのはせいぜい15分程度でしたが、今は1時間電車に乗ります。それはもともとわかっていたことなのですが……予想外だったのが混雑率!

混むというのは聞いていましたが、予想を遥かに超える混雑ぶりで……。正直、通勤だけで1日の体力を消耗します。混雑がひどくて電車の遅延もしょっちゅうでストレスです。

帰宅後は疲れきっていて、食事も作れずお惣菜で済ませています。引越してから半年が経ちますが、もう精神的にも肉体的にも限界 です。今は転職を考えています』(30代女性/会社員)

「○○線は混みますよ」と聞いてはいても、実際に乗ってみないとどれくらいのものなのかわかりません。乗り換え案内などのサイトで見ることができる所要時間も、実際にはもっとかかることはざら。

後で「こんなはずじゃなかった……!」ということにならないよう、物件を決める前に、通勤時間帯の電車に乗ってみることも大切です。

●(4)収納の作りや広さ、位置が不便だった

『玄関に物がいろいろ出ているのが嫌で、壁面をすべて扉付きの収納にしてしまいました。でも、実際に住んでみると、自転車のカギや手袋など、出掛けにパッとつかんで持って行くような小物を置く場所がなく、不便 でした』(40代女性/パート)

『夫婦の寝室の奥に広いウォークインクローゼットを作ったはいいけれど、いろいろなものを“とりあえず”置いておく場所になり、家族がそれぞれ自分のものを置いているから、寝室に出入りが多いのが難点。もっと収納スペースを均等にしていろいろな場所へ振り分ければよかった』(30代女性/主婦)

収納は広さや位置、内部の構造など、実際に生活してみて初めて「ああすればよかった」「こうすればよかった」と気付くことも多いもの。

荷物の多さや種類、物の出し入れのしやすさなどを考えて決めたいものです。

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いかがでしたか?

住宅の購入は人生の中でも一番と言えるほど大きな買い物。できるだけ失敗しないように、じっくり考え、実際の生活や月々の支払いをシミュレーションしてみることが大切です。

特に住宅ローンは支払いができなくなると大変。収入が減った場合やリストラにあった場合、転職を余儀なくされた場合など、万が一のことがあったとき、どのように返済していくか、返済できる金額かなども考慮したいところです。

ご紹介した失敗例の他にも注意したいことはたくさんあるので、マイホームの購入を検討している方は、情報収集もしっかり行っておきましょう。

●文/パピマミ編集部
●モデル/福永桃子

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