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論理的思考力が育つ!? 子ども向けプログラミング教室のメリット&注意点

  • 2017.2.13

子どものお稽古ごと、といえば何を思い浮かべますか?

水泳、習字、ピアノ……とおなじみのお稽古ごとが並ぶなか、近ごろ脚光を浴びているのが“プログラミング ”です。 『ケイコとマナブ.net』が2016年に行なった「子どもに習わせたいお稽古ごと」調査でも、小学校高学年部門で5位にランクインするほどの人気急上昇ぶり。

これは、2020年をめどに、小学校でプログラミングの授業を必修化するという文部科学省の方針を受けての流れなのかもしれません。

ただ、まだ小さい子どもを長時間パソコンの前に座らせることに抵抗を感じる大人たちだって少なくないのも事実です。

「他の教科学習が疎かになるのでは」「自然に触れるほうが大切では」という声もまだ聞かれます。

気になるプログラミングのお稽古、果たしてどんなメリットがあるのでしょうか。今回は、お子さんをプログラミング教室に通わせている方々のコメントを紹介しましょう。

●(1)プログラミング教室のメリット

『そもそもプログラミングとは、コンピュータに動きを指示することを指します。そしてコンピュータというのは、とっても“物わかりが悪い”物体なんです。きちんと論理だてられ、矛盾や曖昧さのない指示しか理解することができない、頭の固い厄介者なんですよ。

プログラミングを学ぶということは、そんな融通の聞かないヤツに、どうすれば自分の思いを伝えられるかを学んでいくこと なんです。

つまり、相手をよく理解し、相手に合わせた論理的な文章を組み立てる力を磨くということ。問題解決のための論理的思考力がつくというのはこのことなんですね。

わが子もプログラミングを学ぶようになってから、話をする前に一旦考え、理路整然と会話するような姿勢 が見られるようになりましたよ』(40代男性/小学5年男児の父)

『プログラミングって、ブロック遊びに近いと思います。幼いころは適当にあるものをつなぎ合わせ、でき上がったものを見て「これ、でんしゃ」「これはビル」といいますよね。

でも成長して、ブロック遊びの真髄がわかってくると、まず頭のなかで大体の設計図をつくってから取り組むようになります。例えば「今日はスイッチのあるロケットを作りたい。必要な部品はコレとコレで、まずはコックピットから作ろう」という塩梅です。

プログラミングも、最初は手当たり次第メチャクチャにやるので無駄が多い。まさにトライ&エラーの連続です。でも、慣れてくると頭のなかで設計図をくみたててから、言語を操ることができるようになってくるんですよ。

この能力は、物事の見通しをたてる という力につながっていると感じます。日常生活でも重要ですよ。例えば目的地があって、定刻にたどり着くにはどうしたらいいか。そんなことがきちんと考えられるようになります』(40代女性/小学3年男児の母)

このように、思考力や論理力、見通し力などをつけることができたという声が最も多く挙げられたメリットでした。

より身近な局面として、こんなコメントをくれたママさんもいました。

『あんまり難しいことは私にも分からないんですけど……単純に、キーボード操作などから教えてもらえるのがよかった かな。家にパソコンがあっても、タッチタイプのしかたなんて子どもに教える機会ないですからね。

それと、うちの子の通ってるスクールはプログラミングに入る前に、ネットリテラシーの授業があったのがよかったですね。インターネットとのうまい付き合い方や、情報の取捨選択を子どもなりに考えてくれるようになりました。いま、学校裏サイトとかワンクリック詐欺とか怖いですから……』(30代女性/小学6年女児の母)

たしかに、両親ともにタッチタイプができても、わざわざ家庭で時間をとってまでお子さんにそれを教えたりはしませんよね。そういった点から教えてもらえるのも、メリットといえそうです。

●(2)プログラミング教室の注意点

デメリットとというほどではないものの、注意した方がいい点もあるようです。

『スクールで習ってくることが高度すぎて、自宅で子どもに質問されても全く答えられませ ん 。プログラム系のことだけではなく、自然科学についても深く考えるようになってしまったので、正直いって会話が難しくなってきましたね。最近はもっぱら“元理系男子”のパパが話し相手になってくれてます。話は盛り上がっているようですが、私はなんとなく疎外感(苦笑)』(40代女性/中学1年男児の母)

パパが理系ならまだいいものの、文系パパだとちょっぴり困ってしまうかもしれませんね。お子さんの質問に家族全員でタジタジ……とならないために、パパやママの知力アップも必要になってくるのかもしれません。

もうすこし専門的な意見としては、次のようなものもありました。

『どんなプログラミング教材を使っているのかは、入会する前によく調べておいたほうがいいかもしれません。子ども向け教材の中には、実生活への転用性がなく、いくらそれを極めても職業にはならないもの があります。また、できることの限界が浅く、能力が高い子ほど「つまらない」と感じる傾向もあるようです。ご両親に知識がなく、違いがわからないということなら、同僚や知り合いのエンジニアに相談してもいいでしょう』(50代男性/高校1年男児、中学2年男児の父)

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参考になったでしょうか?

今の子どもたちは、生まれたときからパソコンやインターネットに囲まれている“デジタルネイティブ世代”。

ITの恩恵をただ消費するだけでなく、その仕組みを理解することが生き残りのキーポイントになるともいえます。

お子さんの将来が気になるママさん、パパさん。まずは一度体験教室の門を叩いてみてはいかがでしょうか。新たな世界が広がるかもしれませんよ。

【参考リンク】
・ケイコとマナブ.net | RECRUIT(https://www.keikotomanabu.net/kids/ranking/)

●文/パピマミ編集部
●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)

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