1. トップ
  2. おでかけ
  3. 親子でびっくり! 五感を刺激する「しかけ絵本」のすすめ<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.39

親子でびっくり! 五感を刺激する「しかけ絵本」のすすめ<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.39

  • 2017.2.9
  • 2573 views

© jul14ka - Fotolia.com

絵本の中には読み手を驚かせる「しかけ」に凝った作品がたくさんあります。一見シンプルなようで精密に計算されたしかけの数々は「これってどうなってるの?」と大人もうならずにはいられません。今回は絵本ナビ協力のもと、一風変わったおもしろい「しかけ絵本」を選んでみました。

不思議の国のアリス

作・絵:ロバート・サブダ/原作:ルイス・キャロル/訳:わく はじめ/出版社:大日本絵画
「不思議の国のアリス」(絵本ナビ紹介ページ)

「紙の魔術師」の異名をもつロバート・サブダが表現したのは「不思議の国のアリス」の世界。複雑なしかけが閉じた本にきちんとおさまる様子に目を疑います。外国らしい独特のイラストと迫力あるしかけに、大人のほうが夢中になること間違いなし! ファンタジーな夢のある一冊は子どもだけでなく自分、友人へのギフトにする人も多いようです。

オセアノ号、海へ!

作:アヌック・ボワロベールとルイ・リゴー/訳:松田 素子/出版社:アノニマ・スタジオ
「オセアノ号、海へ!」(絵本ナビ紹介ページ)

世界6カ国で翻訳されているこちらの絵本は海面に浮かぶ赤いオセアノ号とその下の深く、大きな海の中の世界が描かれています。本と垂直に海面が立ち上がるポップアップのしかけからは、海面からは想像できないことがたくさん起こっているようです。読み終われば帰ってきた冒険者のような気分に…!「自分の部屋があたたかく輝いて思えるような本を」という発行元アノニマ・スタジオさんからのメッセージにもほっこり。

パパ、お月さまとって!

作・絵:エリック・カール/訳:もり ひさし/出版社:偕成社
「パパ、お月さまとって!」(絵本ナビ紹介ページ)

ある晩、お月さまと遊びたくなったモニカは「パパ、お月さまとって!」とお願いします。長いはしごを高い山のてっぺんにたて、月へとのぼっていくパパ。モニカはお月さまと遊べたのでしょうか。横4ページ分のはしご、縦横4ページ分の大きなお月さまなど、子どもたちも歓声をあげる壮大なスケールのしかけ絵本です。「わが子のためならやってやるか!」と腰をあげる、パパの愛情も感じられる一冊です。

ふしぎなにじ

作:わたなべ ちなつ/出版社:福音館書店
「ふしぎなにじ」(絵本ナビ紹介ページ)

本を90度に開くと、浮き上がるような虹の姿が目に映ります。つながったり、増えたり、バラバラになったり…。平面なのに立体的に見えるのは、鏡のように反射する紙でできているから。両側のページが互いに映りこむことでイラストが三次元的に見えます。ツヤのある虹の姿もとってもキレイ! 中には寝っころがり、いろんな角度から見て楽しむお子さんも。小さなお子さんに読み聞かせする場合はちょうどいい角度を保つお手伝いをしてあげるといいですね。

よこながきしゃぽっぽ

作・絵:リチャード・スキャーリー/訳:きたむら まさお/出版社:大日本絵画
「よこながきしゃぽっぽ」(絵本ナビ紹介ページ)

本のタイトル通り、横長のこちらの絵本は開いてみるとびっくり仰天! 長さ3メートルにもなる機関車が描かれた、おりたたみ式のしかけ絵本となっています。車内の様子を窓を開くことで確認できたり、クレーンを動かしたりなど小さなしかけ要素も豊富。絵本を開き、ひっぱりながら電車ごっこしたり、丸く広げて輪の中にはいって遊んだりと遊び方もいろいろ。乗り物好きのお子さんにはたまらない一冊となっています。

飛び出したり、広げたり、特殊な紙を使用するなど、ひとくちに「しかけ絵本」といってもその形態はさまざまです。親子で楽しめるお気に入りの一冊を、子どもと一緒に探してみてはいかがでしょうか。

データ協力:絵本ナビ
(ウーマンエキサイト編集部)

の記事をもっとみる