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心身の成長に必須!? 子どもが“ごっこ遊び”をするメリットと親の注意点

  • 2017.2.8

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

3歳から就学前あたりまでの子どもは、「ごっこ遊び 」が大好きで、さまざまに行って楽しんでいます。

この「ごっこ遊び」を介して、子どもはさまざまなことを学んでいきます。ですから、この年齢では必要な遊びなのです。

●成長するために「ごっこ遊び」は外せない

「ごっこ遊び」は、2~3歳くらいから就学前までにほぼ毎日のように繰り返して行われる遊びです。よく見られるのは、おままごとやお店屋さんごっこ、憧れのヒーロー(ヒロイン)ごっこなどですね。

家族だけでなく、友達と一緒に遊ぶことも出てきます。園に通っていればなおさらです。

ごっこ遊びをするようになったということは、認知する力がついてきた ということが伺えます。

厚生労働省の『保育所保育指針解説』でも、『子どものごっこ遊びが心身の成長に良い』とされています。

さらに、『身近な物や遊具を使って、じっくりと遊びと向き合う時間を持つこと』や『子どもが心と体を働かせて、物と関われる環境構成を行うこと』が大切なポイントであるといった内容が記されています。

次は「ごっこ遊び」のメリットを見てみましょう。

●ごっこ遊びのメリット

ごっこ遊びが始まる年ごろになると、家族以外の集団の中で遊ぶことが多くなります。

子どもは、園などの小さな集団の生活の中で、社会性や人との付き合い方といった大切なことを多く学び取ります。

ごっこ遊びのメリットには、

・自分を客観視することができるようになる
・自分の気持ちを伝えられるようになる
・言葉のやり取りで表現力を身につける
・友達と協力することを覚える
・遊びの中からルールを覚えて、順応していく
・想像力を豊かに育むことができる
・相手の意見を聞き入れ、受け止めることができる

などがあります。

●大人が気をつけたい、ごっこ遊びに関わるときの注意点

家でも園でもごっこ遊びを好んでするようになりますが、親にも「一緒にやろう!」と誘ってくることが出てくると思います。

そのときに注意する点がいくつかあります。

・子どもの発想を妨げないようにする
・イメージをできるだけ実現に近づける(発言など)
・一緒になって楽しむ(親もなりきる)
・いったん抜ける場合は、ごっこ遊びの世界を壊さないようにする(おままごとなら会社に行ってきますなど)

ごっこ遊びは、イメージした世界の中で思いっきり楽しむことが大切 です。それを心許ない言葉で壊したりしないようにしてあげましょう。

●おわりに

親も大人になる前は、たくさんのごっこ遊びをしたと思います。だからこそ、たくさんの経験と社会性を身につけることができたのです。

この年代の子どもたちは、知育発達が著しい時期です。たくさんのことを覚えて、大事な社会のルールを学ぶ手助けをしてあげていただけたらと思います。

【参考文献】
・『発達心理学の基礎Ⅰ ライフサイクル』平山諭・鈴木隆男(編著)

【参考リンク】
・保育所保育指針解説 | 厚生労働省(PDF)(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku04/pdf/hoiku04b.pdf)

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)

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