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現代アートの巨匠・杉本博司が「MOA美術館」をリニューアルオープン!

  • 2017.2.4
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Photo: Masaki Ogawa/Courtesy of MOA Museum of Art
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多くの国宝級美術品を所蔵する、熱海「MOA美術館」がついにリニューアルオープン。設計を手がけたのは、世界的に活躍する現代美術作家・杉本博司氏が、建築家・榊田倫之氏と共に主宰する建築設計事務所「新素材研究所」。ロビーエリア、展示スペース、ショップ、カフェがリニューアルされる。

「美術館という近代装置の内に前近代を見せるという使命を、私は自身に課した」と語る杉本氏と榊田氏は、屋久杉、行者杉、黒漆喰、畳など日本の伝統的な素材を用いつつ、展示される作品の美を最大限に生かす展示空間を創出。国宝級の作品を見せるために、展示に最適な環境をと考え抜かれた空間は、みずからも作家である杉本氏ならではのものだ。

メインエントランスの高さ4メートルもある中央の扉は、人間国宝の室瀬和美氏(漆芸)による漆塗の自動ドア。伝統的な漆塗の技が桃山時代に流行した片身替のデザインとなって現代に生まれ変わった。

なお、2月5日(日)からは、リニューアルオープンを記念したリニューアル記念名品展+杉本博司「海景 ̶ ATAMI」がスタート。創立者・岡田茂吉のコレクションの中から厳選した日本・中国美術の名品の展覧会となる予定だ。さらに、杉本博司氏の「海景 ̶ ATAMI」や映像作品「加速する仏」なども紹介する。尾形光琳の代表作「紅白梅図屏風」や京焼の大成者、野々村仁清の茶壺の中でも最高傑作として名高い「色絵藤花文茶壺」などの永く愛され続ける国宝も、新しい空間で鑑賞することで、またフレッシュな印象を受けられるだろう。
リニューアル記念名品展+杉本博司「海景 ̶ ATAMI」
会期/2017年2月5日(日)~3月14日(火)
会場/MOA美術館 展示室1-6 静岡県熱海市桃山町26-2
Tel./0557-84-2511
開館時間/9:30~16: 30(入館は~16:00)
休館日/会期中無休
観覧料/一般 1600円、高大生 1000円、中学生以下無料、65歳以上 1400円
http://www.moaart.or.jp

参照元:VOGUE JAPAN

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