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初心者でも安心! 低リスクで資産運用をするコツ

  • 2017.1.24
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ファイナンシャルプランナーの小澤美奈子です。

昨今、NISAや確定拠出年金などの優遇制度を利用して資産運用を始める方が増えていると言われています。

読者の中にも、これからはじめてみたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

資産運用は、リスクとの付き合い方がとても大事になってきます。そこで今回は、低リスクで運用するコツについて、考えてみたいと思います。

●そもそもリスクって何?

そもそも資産運用におけるリスクとは、「値動きの変動の幅」や「不確実性(予想どおりにはならないこと)」を指します。

リスクが大きいとは、価格変動のブレが大きいため、予測しづらいことを意味するのです。よく言われているような「危険」というイメージとは捉え方が異なります。

また、リスクの大きさはリターンとの関係に影響を及ぼすと言われ、一般的にリターンが大きい金融商品はリスクも大きく、逆にリターンが少ない商品は、リスクも少ないという特性があります。

具体的な金融商品には、どのようなものがあるのでしょうか。

リスクとリターンが小さな商品には、銀行の預貯金や債券、インデックス型の投資信託などがあります。

一方、リスクとリターンが大きい商品は、株式や外貨建ての商品などです。

低リスクの運用を目指す場合には、最初は国債や債券型の投資信託からはじめて、慣れてきたら徐々にリスク性の商品を増やして行くことが望ましいですね。

●基本は分散投資で

イギリスには『1つのかごにすべての卵を盛るな』という格言があるそうです。

これは、たくさんの卵を1つのカゴに盛ってしまうと、ひっくり返った場合に全部割れてしまいますが、最初からいくつかのカゴに分けて入れておけば、1つのかごを落としたとしても、残りのカゴが無事である限り安全である、というもの。

このことを投資に例えてみると、どうなるでしょうか。

自分の手持ち資金すべてを、1つの金融商品へ投資したとします。何らかの要因で、その金融商品の価値が下がってしまった場合、手持ち資金の価値が下がったり、またはゼロになったりする可能性がありますよね。

リスクを軽減するためには、複数の金融商品に分けて投資すること、つまり「分散投資」することが大切なのは言うまでもありません。

●定額で積立投資をする

投資でリスクを軽減する方法の1つに、“時間の分散”があります。

1回でまとめて投資するのではなく、何回かに時間を分けて投資することでリスクを小さくするという方法です。

その時間の分散効果を最大限に利用できるのが、積立投資です。

積立投資とは、株や投資信託などの商品を毎月一定額購入し、積み立てて行く手法のこと。時間の分散以外にも、長期で積立をすることにより、平均価格を下げられる効果も期待できます。

特に運用初心者にとっては、自動積立にすることで買い時を見極める煩わしさが無くなるメリットもあります。

●最後に

今回は、低リスクで資産運用するコツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

ただし、分散投資や定額積立する際には、気を付けなければならない点もあります。

それは、複数の商品への分散や、毎月積み立ては、その分手数料も多くかかってしまうということです。

つまり、より多くの利益を出すためには、できるだけ手数料の低い商品を選ぶことも基本となります。

【参考リンク】
・知るぽると | 金融広報中央委員会(http://www.shiruporuto.jp/)

●ライター/小澤美奈子(ファイナンシャルプランナー)
●モデル/杉村智子(まさとくん)

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