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人の目が気になる! “アザコン”だと感じる現役ママの実態5選

  • 2014.12.5
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【ママからのご相談】

初めまして。最近、人の目が気になり過ぎて、外出するととても疲れます。子どもが生まれてまだ1か月ですが、産婦人科の病院に行ったりするだけでもグッタリしてしまいます。例えば、病院の待合室で私が咳払いをしたら、周りの妊婦さんたちから、「あの人、風邪をひいている」と思われているのではないかと、嫌な目線を感じてしまい、その場にいるのでさえ苦痛になったこともあります。子どもが成長すれば、幼稚園や小学校といった他のママさんとの交流も出てくるので、それ(たくさんの人の目)を想像すると憂うつになります。同じような悩みを持つ人はいますか?

●A. 自分自身に意識を向けて!

こんにちは。ママライターのKOUです。ご相談をいただき、ありがとうございます。

人の目が全く気にならない人はいないかと思いますが、ご相談者さんのように“人の目が気になり過ぎる”=『アザーコンプレックス』の方(以下、『アザコン』)が急増しているなどと、最近、テレビや雑誌などで話題になっています。

なぜ、アザコンが増えているのでしょうか? 10月下旬ごろに放送された情報番組の“アザコン特集”の中で、心理カウンセラーの大塚統子さんによると、『FacebookやSNSが活発に利用されるようになり、個人を表現する場所が増えてきたことから、人目を気にすると言う相談が目立つようになった』と分析しています。

●アザコンチェック項目3つ

さらに、特集では、“アザコンチェック項目”として、以下3点が挙げられていました。

・1……メールが来ると忙しくても即返信する。

・2……落し物を拾ってもらったら、「ありがとう」より、「ごめんなさい」と言う。

・3……風邪でもないのにマスクをして出かけると落ち着く。

上記全てに当てはまると『アザコン』だと言います。

では、実際、どのようなときに気になってしまうのでしょうか? ご相談者さんと同じように、人の目を過剰に気にしてしまう、『アザコン』ではないかと感じている現役ママさんたちに、対策を含めお話を伺ってきました。

●『アザコン』だと感じているママたちのエピソード5つ

●(1)「謝罪の言葉が口癖」

『下の子どもが小学校に上がって落ち着いたので、最近、パートの仕事を始めました。久しぶりの社会復帰で、周りの社員の方々からご指導を受けるときに、ついつい、「すみません」を連発していました。ある女性社員の方から、「謝る必要がないのに、謝っているのはおかしい」と注意されました。そのときも、思わず、「すみません」と言ってしまうほど癖になっていました。

ブランクが長かったので、周りに迷惑が掛かっているのではないかと意識してしまって、教えていただくと思わず謝罪の言葉が出るようです。今は、「すみません」を言わないように、「承知致しました」と答えるようにしています』(小学1年生と小学5年生ママ)

●(2)「Facebook(ネット)に依存している」

『学生時代の友人に勧められてFacebookをやっているのですが、少なくとも1週間に1回は、写真をアップしようと頑張っていました。小さなお子さんのいる友人たちは子どものユニークなショットや初体験など、人の興味を引くような写真ばかりで、初めは、自分も、「いい写真を撮らないと」と競争心を持つようになりました。

子どもにも作り笑いを強要してしまったり、写真を撮りたいがために休日は無理に外出ばかりしたりして、段々、家庭の雰囲気も悪くなってしまい、旦那から、「家族を犠牲にするな」と怒鳴られました。

旦那に怒られて目が覚めて、今は、ネットでの交流は控えて直接友人たちと会うようにしています』(4歳児ママ)

●(3)「評価が怖い」

『私はカッとなりやすい性格で、息子が言うことを聞かないと外でも大声で叱ったりするときがありました。一度、ファミレスで、息子が座席を立ったり座ったりを繰り返していたため、思わず、「座りなさい!!」と大きな声で叱りつけてしまったとき、横のテーブルに座っていた60代くらいの男性が、「そんな大きな声で怒らなくても、お子さんがかわいそう」と注意されました。

私はしつけのためと思ってやったことが、否定されたと感じてしまい、しばらく外出がおっくうになりました。このことを、ママ友に相談したら、「○○さんのやり方を否定したのではなくて、単なる個人の感想だと思う。ただ、公共の場では大声で怒らないとか、ルールを作れば、そういう感想も聞こえてこないかもね」とアドバイスもらい、叱り方も気を付けるようになりました。

過剰な他人への意識を、自分自身の行動に向けることで、少し気が楽になったと思います』(1歳児と5歳児ママ)

●(4)「劣等感が怖い」

『娘を私立の小学校を受験させました。1人娘だからこそ、良い環境で学んでほしいと私立を選んだのですが、実際に入ってみると、周りがお金持ちばかりですごく劣等感に悩みました。着ている服や持ち物など、普通のサラリーマンの家庭である私には、とても身に付けられない、ついていけないと感じました。その劣等感を消すために、無理して高い服を買うようになり、夫から、「無駄遣いするくらいなら、学校を変えろ」と怒られてしまいました。

せっかく苦労して入った娘のためにも、転校はさせられないので、なるべく、行事や保護者会以外は、他の保護者の方と接触しないことで、劣等感を持たないように努めています』(小学1年生ママ)

●(5)「断るのが怖い」

『下の子が生まれてから、上の子の幼稚園のママとお付き合いができなくなりました。以前は、お茶やランチなどに誘われたら、断れない性格で必ず参加していました。

出産後、断ってばかりいたら、仲の良かったママ友から、「最近、下のお子さんが生まれてからお茶もしなくなったね」と言われ、ショックでした。それから、いつも他のママから悪口を言われていると思い込んでしまって、幼稚園の送り迎えが憂うつでした。

母に相談して、たまに下の子を実家に預けられるようになり、お茶だけでも参加するようにしたら、自然と憂うつな気分もなくなりました。かえって、ストレス発散になっているようです』(6歳児と1歳児ママ)

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以上、ママさん5人へのインタビューをご紹介しました。

「人の振り見てわが振り直せ」といったことわざにもあるように、他人を意識することは自分の振る舞いなどを改めるきっかけになる場合もあり、決して悪い行為ではありません。ただ、他人の目を気にしすぎることで自分自身の全てを否定することはおかしなことです。

上記のママさんたちのお話から考えると、自分に意識を向けて行動を変えることによって、人の目から解放されたのではないかと思います。

ご相談者さんも、今は、お子さんが元気に育っていることに意識を向けてみたら、少し気持ちが軽くなるかもしれません。頑張ってくださいね。

(ライタープロフィール)

KOU(ママライター)/大学卒業後、新聞社に入社。地方支局や芸能部などで、10年間にわたり記者生活を送った。あっとういう間に30半ば目前に。「このままでは結婚できない」と思い立ち、婚活に専念(?)しようと、退職。数か月後には結婚相手を見つけた。36歳で1人目を出産。育児中には通信講座で保育士の資格を取得、少しは役に立っているのか、息子もすくすく育っている。現在は、のらりくらりと在宅でライター業を営む。

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