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「恋愛経験は多い方がいい」のウソとホント

  • 2014.12.5
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先日、最近5年ほど恋愛していないという30代半ば女性と話をする機会がありました。彼女曰く、その前は2年ほど付き合っていた男性がいたのですが、その男性とは彼女がフラれるかたちで別れたため、その痛手がなかなか消えず仕事に没頭していて気が付いたら5年もたっていたそうなのです。

「私、男性と真剣に付き合ったのはその人が初めてだったんです。恋愛経験は多いほうが男性を見る目が養われるって言いますよね? 私みたいに一人としか付き合ったことがないまま30代半ばになってしまうと、いざ結婚を考えたときにヘンな男に引っかかってしまいそうな気がして怖いんです」と彼女は切実に訴えていました。

確かに、色々な男性とお付き合いをすれば、それなりに男性のことを知ることができるという面はあるでしょう。恋愛における気持ちの押し引きや、言葉の駆け引きにも慣れてきますしね。

というわけで、恋愛を「楽しむ」という意味では経験が多いほうがいいと言えます。しかし、「幸せな結婚ができる相手を見つける」という意味ではどうでしょうか。

ちなみに、女性は結婚するまでに、だいたい何人くらいの男性とお付き合いするものなのでしょう。

結婚式場口コミサイト「みんなのウエディング」が行ったアンケート結果を見ると、

1位 3人 (19.4%)

2位 10人以上 (14.9%)

3位 2人 (14.3%)

4位 1人 (13.1%)

5位 4人 (11%)

となっています。実際に結婚した年齢によっても違うでしょうし、上記の人数を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれでしょうが、6割近くの方が「4人以下」である一方、「10人以上」が2位という結果なのがとても興味深かったです。

「自分にとってベストなパートナーを見つけるために、恋愛経験は多いほうがいい」というのはウソでもあり、ホントでもあるということですね。

私は人数に関係なく、結婚相手に巡り合えた方達には一つ共通項があると思っています。それは、この人と付き合おう! と決意したときに「自分を幸せにしてくれる人」ではなく「自分が幸せにしてあげたい人」を選んでいることではないかと思います。

どうやったら相手を幸せにできるか、色々と試行錯誤しているうちに、人としての思いやりや配慮、相手の人生も受け入れる覚悟のようなものが培われていく一方、「相手さえ幸せなら自分はどうでもいい」といった自己犠牲的な恋愛も長続きはしないので、自分が結婚に求めることなども明確になっていきます。

それを長い期間をかけ、一人の男性と深くかかわることで会得するのか、様々なタイプの男性とかかわることで会得したのかの違いが人数の差で現れるのでしょう。

ですので、上述した女性もきっと素敵なパートナーを見つけると私は思っています。失恋した気持ちを吹っ切るために長い時間を要するほど、一人の男性を好きになれる「恋愛感性」があるのですから、怖がらずに次の恋愛に踏み出していってほしいなと願っています。

もしあなたも恋愛経験が少ないことで「自分には結婚相手が見つからないのでは…」と心配になっているとしたら、そんな必要はありませんよ! これからパーティーシーズン、どんどんお出かけして、たくさんの出会いをゲットしましょう!

(佐藤栄子)

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