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お肌の基本! 正しい洗顔方法を知ってウルウル肌を手に入れよう!

  • 2014.12.5
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お顔の余分な皮脂や汚れ、いらない角質を取る為に毎日する洗顔。でも、 洗顔料の選び方や洗い方を気を付けないと実際にはお肌を敏感肌、更には乾燥肌に導いてしまっているなんていう場合があります。

例えば…。朝の洗顔は泡立ちのよい洗顔フォームで時間をかけて顔全体を泡洗顔。夜の洗顔はお化粧を落とすためしっかりクレンジングでメイクを落としてその後はまたしっかり泡洗顔…。そして週に1~2回はスクラブ洗顔で毛穴の汚れもしっかり落とす。

こんなにお顔をゴシゴシと洗い続けるのを習慣にしていると、お肌を守っているバリアが壊れてしまい、敏感肌、更には乾燥肌を招いてしまいます。

わざわざ高いお金と時間もかけてしっかり洗顔を繰り返している結果、自分のお肌を敏感肌にしてしまってはいませんか? お肌の潤いをキープしたまま汚れだけを落とすには…?

■1.朝の洗顔にしっかり泡洗顔は不要、洗うのであればTゾーンのみが正解

お化粧していない朝のお肌の洗顔に顔全体のしっかり泡洗顔は不要。洗顔フォームの多くには泡立ちを良くする為、また油分を吸着しやすくする為の合成界面活性剤が多く含まれている場合があります。

朝のお肌に合成界面活性剤の多く含まれる洗顔フォームを使用してしまうと、皮脂だけでなく、お肌にとって必要なバリアを作る角質層をとり過ぎてしまうのです。朝の洗顔にはカカオ脂やパーム油が原料のお肌に優しい石けんを使いましょう。

お肌の一番外側にある角質層、およそ0.02mmの厚さしかありません。しかし、この角質層、お肌にとってはとても重要な役割を果たしているのです。外側からのアレルゲンや化学薬品の侵入を防ぐバリアの働きをしてくれると同時にお肌の内側からの水分が逃げない様に潤いを保持してくれています。

この角質層が適度に水分を含み、その外側を皮脂膜という油の膜で覆っていて更にお肌を保護してくれています。皮脂膜は汗腺からの汗と皮脂が混ざり合ってできた物です。いわば自分の内側からでる天然のクリームとも言えます。お肌のバリアであり、潤いをキープする角質層を必要以上に洗顔で落としすぎない様にしましょう。

といっても朝洗顔をしないとなると、過剰な皮脂や基礎化粧の油がずっとお肌の上に乗っかっていることになり、それらの油成分は酸化を招き、お肌にとっても良くはありません。皮脂の多く出るTゾーン辺りだけ、やさしく泡で洗いましょう。

■2.夜の洗顔時間は短時間で。ゴシゴシ洗い、顏磨きクロスはNG

お肌はいつも弱酸性に保たれています。それは、お肌の上1平方センチメートルに存在する約100万個もの常在菌のおかげ。代表的な常在菌が表皮ブドウ球菌という善玉菌。

この常在菌達が天然の保湿因子(NMF)を作って、皮膚を潤わせているのです。そして悪い菌が近づこうとすると弱酸性の遊離脂肪酸を分泌して撃退、表皮の環境を守ってくれているのです。

ところが、石けんなどの泡はアルカリ性でできている物が殆ど。洗顔の石けん成分がお肌に長く乗っているとお肌はアルカリ性に傾いてしまいます。

アルカリ性にお肌が傾くとアクネ菌などの悪玉菌が繁殖しやすい環境になり、お肌も乾燥肌、敏感肌になりがちです。洗顔をしたり、お風呂に入ったりするとこの常在菌達は洗い流され90%以上いなくなってしまいますが、約15分でお肌は弱酸性に戻り、常在菌達も12時間後には元通りになっています。

ところが、何度もゴシゴシ洗顔したり、常に合成界面活性剤入りの強い洗顔フォームで洗っていると常在菌はなかなか元に戻ってくれず、お肌もアルカリ性に常に傾いてしまいます。アルカリ性のお肌は細菌感染を起こしやすくなります。

お肌を守ってくれる常在菌達の住みやすい環境を作るにはクレンジングの後の洗顔に必要以上に強いゴシゴシ洗いや、 長時間の泡洗顔は不要です。クレンジング剤の残りを優しく落とす様にさっと洗うだけで十分です。

■3.すすぎの温度は人肌より少しぬるめ、すすぎ回数30回以上を目指しましょう

もう一つ洗顔で大事なのが、泡をすすぐときの温度とその回数。冬の寒いときなどは少し熱めの温度ですすぎたいと思うかもしれませんが、熱いお湯は必要以上に大事な皮脂を落としてしまいます。すすぎの温度は人肌よりも少し冷たいかな、と思う程度がちょうど良いです。

そして、洗顔後アルカリ性に傾いたお肌を中性のお水で素早く中和させお肌を早く弱酸性に戻す為にもすすぎ回数は多目に30回くらいを目安に行うと良いでしょう。

泡が取れたらそれでおしまいではなく、お肌に残っているアルカリ性成分が残らないような気持ちですすぎます。額の生え際、耳の上などはすすぎ残しが多い所ですので、何度もすすぎましょう。

以上、余分な皮脂や汚れだけを落とし、潤いを保つ基本の洗顔方法を守って、お肌のバリア機能を高めてあげましょう。

(Haruko Wu)

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