あたたかく穏やかな、スタイリストと猫の日常。【後編】

フォトグラファーYoshihiro Makinoが、世界の猫好きクリエイターたちのお宅を訪問し、猫のいる素敵なライフスタイルやインテリアを撮り下ろす連載「NEKO DECO」。今回は、フィガロジャポン本誌でも多数のスタイリングを手がけるスタイリスト丸山佑香さん宅にお邪魔し、家族と愛猫ポーの暮らしを紹介します。

家族が集まるリビングの風景。

丸山さん夫妻は、4年前にヴィンテージマンションを購入し、キッチンと浴室だけリノベーションを行った。ブラウンを基調とし、どこか懐かしさも感じられるリビングには、海外に行くたびに購入するアンティークのスノードームや友人からの贈りものという猫モチーフの雑貨などが壁一面に飾られている。セレクトされたインテリアはひとつひとつが個性にあふれながらも、すっきりとまとまっている印象だ。

「家族が集まるこのリビングが大好き」と話す丸山さんは、居心地のよさを第一に考えて家具や雑貨をセレクトしている。育ち盛りの息子との会話や、キッチンから届くおいしそうな香り、そしてゆったりくつろぐ愛猫ポーの様子。何気ないようで幸せにあふれた日常の風景が、空間をあたたかく彩っている。