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長い目で見ればトク!? 保育士&先輩ママが語る“早生まれ”のメリット

  • 2017.1.16
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妊娠から出産までは、“十月十日”と言われています。妊娠が分かってすぐに計算し、その日を心待ちにしているマタママさんも多いことでしょう。

でも、予定日が1月、2月、3月に当たることがわかると、手放しで喜ぶことができない人もいるのでは。そう、“早生まれ”になってしまうからです。

保育園に入れるのがとても難しくなる、クラスの友だちよりも幼く能力が劣る、幼稚園や小学校のお受験をする際に不利になりそう……といったデメリット面ばかりが取り沙汰されがちな“早生まれ”。

しかし、早生まれは本当に損するばかりなのでしょうか。

今回は現役保育士さんや早生まれっ子のママさんたちに、そのメリットやトクしたことを聞いてみました。

●(1)園のリズムになじみやすい

保育園や幼稚園へ入園させる際には、多くの早生まれっ子ママたちが気をもんでしまうものです。

わが子が集団生活についていけるのか。ほかの子よりもずっと幼いのに、ちゃんとやれるのかどうか。とても心配になってしまいますよね。

でも、心配ご無用。都内で働くベテラン保育士さんからこんな話を聞くことができました。

『月齢が高い子は、私たちの指示にも「なんでやらなくちゃいけないの?」「そんなのイヤだ」とハッキリ自己主張してきがちです。頼もしい反面、園生活のリズムに乗せるのが少し難しいと感じることもあります。その点、早生まれのお子さんはあっさりしたものです。

周囲をよく見て模倣し、アタマではなくカラダから生活リズムを吸収してくれるんですよね。素直に流れに乗ることができるのは、月齢の低さならではのメリット だと感じています』(50代女性/保育士)

●(2)空気を読むチカラに長けている

4月生まれと2月生まれ、両方のお子さんをお持ちのママさんは、それぞれのお子さんを比較・分析してくれました。

『4月生まれの上の子は、幼稚園でも小学校でもリーダー格。先生や友だちから「さすが○○くんだね!」「クラスで一番のお兄さんだもんね!」とほめそやされていました。本人もその自覚を強く持っていて、リーダーであろうとし続けるあまりプレッシャーに感じたり、時にはお友だちの行動に口出ししすぎて煙たがられたりしたこともあったようです。

下の娘は2月生まれ。クラスで一番チビで幼く、たよりない存在でした。そのぶん、先生から手厚くされ、かわいがってもらえたと思います。お兄ちゃんのようにリーダーにはなれませんが、いつもみんなの様子をうかがい、和を乱さず行動しています。空気を読むチカラに長けている ようです』(40代女性/会社員/小学生男児、幼稚園女児のママ)

●(3)努力を惜しまない子になる

月齢が低いぶん、できないことがどうしても多くなりがちな早生まれっ子。

しかし、「長い目で見たらデメリットだけではない」と強く語ったママさんのエピソードです。

『小さいころは確かに、お友だちよりもできないことばかりでした。かけっこは常にビリ、鉄棒もなわとびもヘタ、絵も文字も書けない、口ゲンカではいつも言い負かされてばかり。家で悔し泣きしては、「みんなみたいに、できるようになりたい」と言っていました。

そんな息子も、小学3年生ごろになり、生まれ月の影響が少なくなってくると、メキメキと頭角を現すようになったんです。勉強も運動も、あっという間にクラスの上位に食い込むようになりました 。

劣等感をバネにして、コツコツと努力を続けてきた結果だと思います。「やればできるんだ!」ということが分かったときの、早生まれっ子の伸びしろはスゴイものがありますよ』(40代女性/主婦/中学生男児のママ)

●(4)入園、入学が早いのでママがラク

これをメリットと言っていいのか分からないけれど……と、そっと打ち明けてくれたママさんもいました。

『わが子は3月26日生まれ。ママ友の子は4月4日生まれ。ほんの1週間程度の差しかないのに、わが子が“一学年上”なんです。

つまり、ママ友の子よりも1年早く幼稚園に入れる ってこと。これには正直助かりました。ママ友も羨ましがっていましたね』(30代女性/幼稚園女児のママ)

手のかかる時期、少しでも早くお子さんを入園させたいと願うママたちの本音が垣間見えますね。

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今回お話を聞かせてくれた人たちのほとんどが、「早生まれが発達に直接影響するのは、せいぜい10歳くらいまでだと思う」と語っていました。

その後は持って生まれた気質や生活環境などに大きく左右されてくるようです。

早生まれっ子を育てるときは、決して焦らず、長いスパンで発達を捉えることがとても大事。やさしくあたたかく、見守ってあげましょうね。

●文/パピマミ編集部
●モデル/藤本順子(風悟くん)

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