1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 新年からはじる! 幸運が訪れる“朝の過ごし方”

新年からはじる! 幸運が訪れる“朝の過ごし方”

  • 2017.1.9
  • 13147 views

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

みなさん今年の目標は決まりましたか?
私の今年の目標の一つは、早起きです。

もともと朝に強い朝型体質だったのに、この仕事(文筆業)についてから、あれよあれよという間に宵っ張りに。

夜には夜の果てまで引きずり込まれるような楽しさがありますが、朝が短くなってしまうのは勿体無い。
私の場合、同じような仕事時間でも断然、朝型の方がずっと冴えているし、単純に朝の空気や風景も好きだから。

朝の1人の時間は、夜の1人の時間とはまったく異なる澄んだ気持ちよさがあるんですよね。

今年こそ、早起きを習慣にしたいと改めて決意した理由はもうひとつ、友人に勧められて、こちらの書籍を読んだからです。

著者は、世界に認められた僧侶であり、庭園作家の枡野俊明さん。
“禅”に基づく、所作や生活作法の本が数多ヒットしていて、近頃の禅ブームを起こした立役者でもあります。

本書は、枡野さんが僧侶である前に、1人の人間として生きる上で大切にしてきたこと、幸運体質になるための生活術が記してあります。

主軸は、タイトル通り、「朝を大切にすること」。

一日の始まりである朝を充実させれば、その日一日、整った心身で過ごせる。
整った心身で過ごすことは、“幸運を手にする準備”につながるのだと。

納得しても、なかなか習慣を変えるのは難しいものですが、本書を読み進めていくうちに、「朝の素晴らしさ」や「早起きすると、幸運になれる理由」などが伝わり、どんどんやる気、やれる気になってきます。

すっかり、やる気になったところで、後半は実践編。
禅の考え方に習って、「朝を充実した時間にするためにやるといいこと」リストがあります。

私的に印象的だったものを3つだけ抜粋して、概要を紹介しますね。

●朝10分だけ掃除をする

→毎日一つのエリアを10分間だけ、全身全霊で掃除する。掃除は単にその場所を綺麗にするだけでなく、自分の心についた塵や埃を払うことにも直結している。

●鏡に向かって自分に問いかける

→自分を鏡に映すのは「外見」をチェックするだけでなく、自らの「内面」を覗き込み、「今日やることは、本当にやるべきことなのか」と問いかけてみる。禅の教えの通り、「今」やるべきことを確実にやっていくためにも、内なる自分に問うこと。

3つ目はこちらです!

●朝の食事をきちんとつくる

→本書を私に勧めてくれた友人は、著者のように、毎朝、土鍋でお粥を炊き、味噌汁を作っていただいてから出勤しているとのこと。これだけでも実践したら、本当に心身や生活が整ったと語っていました。なんだか気持ちよさそうです。私は、朝ごはんを食べる習慣がないですが、本書の、「一日三食きちんと摂るのが命に対するやさしさ」という言葉に心うたれました。これって、よく考えれば、当たり前のことなのに、どうして忘れていたのだろう!

ここには、励まされる言葉と知恵と実践法が多々ありますが、前述の3つのように、どれもシンプルなものばかり。
おそらく、古来の日本においては、市井の人が自然と大切にしてきたことなのだろうと思います。

幸せも美しさも……私たちは、欲するがあまり、心を砕いて複雑に考えすぎたり、お金や時間をかけて、どうにか手に入れようとするけれど。
実は、“当たり前”を大切に行うことこそが、一番の鍵なのかもしれません。

役立つだけでなく、読んでいるだけで、心が静まり、温まる一冊です。
禅の本道に従って、とりあえず、「即実践」あるのみ!

今年も皆様にとってますます素晴らしい年になりますように!
芳麗センパイ教えて! 恋愛サプリ

の記事をもっとみる