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Movie Column 10 やっぱり愛がなくっちゃね。映画で感じる、大切なつながり

  • 2017.1.7

 

年末年始は、忘年会や新年会、クリスマスデートに、お正月の里帰りなど、人とのつながりをより感じるとき。昨年公開した映画作品から、大切な愛をかみしめるもよし、足りない愛を補充するもよし。お好みの♡ムービーで2017年をスタートしよう!

 

 

まず“恋人編”でご紹介するのは、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが共演した『キャロル』。舞台は1952年のNY、高級百貨店で働くテレーズ(ルーニー・マーラ)は、客として訪れた美しく、エレガントな主婦キャロル(ケイト・ブランシェット)に一瞬で目を奪われる。ふとしたことから二人は距離を縮め、キャロルの美しさに隠された本当の姿を知った時、テレーズのキャロルへの憧れは、恋へと変わっていく…。

恋が始まる瞬間、想いが通じ合う瞬間、一つ一つの場面が美術館の絵画のように美しく、魅惑的。年上の女性と恋に落ちたテレーズとともに、少し背伸びした大人の恋愛を体験して。

 

 

『キャロル』

 価格:3,800円+税

 発売元・販売元:KADOKAWA

(C) NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

 

“友達編”では、次世代のウディ・アレンと名高いノア・バームバック監督のコメディ映画『ヤング・アダルト・ニューヨーク』で人間模様を観察。

いつまでも若いつもりでいたが、仕事もプライベートも行き詰まりを感じていた40代カップル(ベン・スティラー&ナオミ・ワッツ)が現代的な20代カップル(アダム・ドライヴァー&アマンダ・サイフリッド)に出会い、彼らのユニークなセンスにすっかり魅了されていく。

新しい出会いの刺激、他者との人間関係に生じるほろ苦さなどリアルな日常をシニカルかつ、ユーモラスに描いた本作。観ていると「これわかる!」なんて、共感して声を上げたくなるかもしれない。

全編、ブルックリン、マンハッタン、アップステート・ニューヨークとロケ撮影されているので、おしゃれな街並みを見れるのもポイント。

 

『ヤング・アダルト・ニューヨーク』

価格:3,800円+税

発売元:キノフィルムズ

販売元:ポニー・キャニオン

(C)2014 InterActiveCorp Films, LLC.

 

最後に“家族編”では、姉妹の絆を描いた『裸足の季節』から愛、そして勇気を感じて。

トルコの田舎町で暮らす美しい5人姉妹は学校生活を謳歌していたが、ある日封建的な思想を持つ祖母と叔父から一切の外出を禁じられてしまう。「カゴの鳥」となった姉妹たちは自由を取り戻すために奮闘するが、見ず知らずの男たちと見合いをさせられ、次々と結婚へ。そんな姉たちの姿を目の当たりにした、末っ子ラーレの決意はエールを送らずにはいられない。

閉ざされた生活の中だからこそ、姉妹の宝石のようにきらめく生命力が際立ち、思春期ならではの光と影が印象的。ソフィア・コッポラ監督作『ヴァージン・スーサイズ』と比較されることも多いが、より力強い作品になっている。

 

『裸足の季節』

 価格:¥3,800+税

 発売元・販売元:ポニー・キャニオン

(C)2015 CG CINEMA – VISTAMAR Filmproduktion – UHLANDFILM- Bam Film – KINOLOGY

 

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