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号泣必須! 「ウルッ」ときてしまう、大人が泣ける絵本<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.34

  • 2017.1.5
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© Artem - Fotolia.com

子どもへの学びや気付きを促す絵本の中には、大人の涙腺を刺激する絵本もたくさんあります。「思いがけずグッときてしまった」なんて不意打ちをうけたという人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は絵本ナビ協力のもと、大人が泣ける絵本をご紹介しましょう。

だいすきなパパへ

作:ジェシカ・バグリー/訳:なかがわ ちひろ/出版社:あすなろ書房
「だいすきなパパへ」(絵本ナビ紹介ページ)

会えないお父さんに船をつくって海に浮かべ、きっと届いているはずと信じるバークリー。優しくわが子を見守るお母さん。母子のお互いを思う気持ちはいつもあたたかく穏やかです。悲しい話が苦手、というお子さんもその結末に悲しみ以外の何かを感じとってくれるかもしれません。シンプルで短く、美しい文章も魅力的です。

おこだでませんように

作:くすのき しげのり/絵:石井 聖岳/出版社:小学館
「おこだでませんように」(絵本ナビ紹介ページ)

ぼくはいつもおこられてばかり。なぜかいつも僕だけ怒られる…。そんなぼくが七夕の短冊に書いた願いごととは? 子どもの心の中をのぞきこんでみると思わぬ答えを発見する、親にとって気付きのある一冊として知名度のある絵本です。忙しくても少し手を止めて「この子は今、何を思っているのかな?」と考える時間を与えてくれる一冊。

だいじょうぶだいじょうぶ

作・絵:いとう ひろし/出版社:講談社
「だいじょうぶだいじょうぶ」(絵本ナビ紹介ページ)

ぼくの優しいおじいちゃんはいつも「だいじょうぶだいじょうぶ」といってくれる。大人になるにつれ、怖いこと、逃げだしたいこと、不安なことって増えていくものですよね。そんなときに思い出すのは、誰かがくれた励ましの言葉ではないでしょうか。誰かの優しさに救われた経験を思い出させてくれる一冊です。

ずーっとずっとだいすきだよ

作・絵:ハンス・ウィルヘルム/訳:久山 太市/出版社:評論社
「ずーっとずっとだいすきだよ」(絵本ナビ紹介ページ)

ぼくとエルフィーはいつも一緒。でもエルフィーは僕よりずっと早く年をとっていく。「大好きだよ」と、ぼくはいつも伝えていた。愛するものに言葉で愛を伝え、想いをしめすこと。日ごろからできている人は少ないかもしれません。「いなくなってしまえば、もう何も伝えられない」いつも心の隅においておきたいことを教えてくれる絵本です。

ちょっとだけ

作:瀧村 有子/絵:鈴木 永子/出版社:福音館書店
「ちょっとだけ」(絵本ナビ紹介ページ)

お姉ちゃんだから、とできないことをちょっとだけ頑張ろうとする健気な「なっちゃん」。下の子が生まれ、上の子をかまってあげられていないと感じるママは胸をつかれる思いがするかもしれません。子どもだって「がんばろう」と前向きに物事をとらえ、一生懸命に日々を過ごしているんですね。甘えたいときは「ちょっと」じゃなく「いっぱい」がいい。最後のシーン、なっちゃんの気持ちをめいっぱい受け止めるお母さんもステキです。

本当は分かっている、頭では理解しているはず。だけど忘れてしまったり、見失ってしまったりするときもあります。大人が泣ける絵本は、もう一度「大切な気持ち」を見つめ直すキッカケになるかもしれません。気になる一冊があればぜひ読んでみてくださいね。
(ウーマンエキサイト編集部)

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