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余りがちな野菜の漬けもので、驚きアレンジメニュー!

  • 2016.12.29
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和食には欠かせない漬けものですが、意外と最後まで食べきれずに残ってしまうことがあります。時間の経過とともにすっぱくなってしまうので、そのままでは食べにくいですよね。そんなときに便利な「漬けものアレンジレシピ」を紹介します。

(c) kazoka303030 - Fotolia.com

■パスタやピザにもOK!
漬けものが残ってしまったら、細かく切ってほかの料理に混ぜる。これが一番簡単なアレンジ方法です。ぬか漬け、たくあん、かす漬けなどの種類は問いません。漬けものといっても「野菜」なのだから、同じように扱えばOKです。

漬けものといえば「ごはん」のお供ですから、チャーハンの具にぴったりなのは想像しやすいのでは。ニンジンやキュウリなどを入れれば、彩りもよくなります。

漬けものの量を調節すれば、塩などの調味料は不要。茶わんに盛ったごはんと漬けものだけを出したら食卓が寂しいけれど、この2つを炒めることで立派なメイン料理になるのです。

ごはんだけではなく、パスタやピザとの相性も抜群。餃子の皮にチーズと漬けものをのせて焼いた即席ピザは、すぐにできるおつまみメニューとして急な来客時も重宝します。

■いつもの料理のアクセントに
漬けものは肉料理との相性が良く、わがやでは餃子やハンバーグの種に混ぜています。すっぱくなってしまった白菜漬けも、ひき肉の甘みと合わさるとマイルドになるから不思議です。

キュウリの古漬けは、マヨネーズと混ぜてタルタルソース風に。揚げものにはもちろん、トーストにつけたり、温野菜サラダにしたりして活用しています。

■各地のアレンジメニュー
たくあんも、いろいろな料理との相性が良く、アレンジしやすい漬けものです。何かに混ぜるのもいいですが、古くなってきたら「煮物」がおすすめです。

塩抜きしたたくあんを食べやすいサイズにカットしたら、だし汁としょうゆや酒、みりんなどでさっと煮るだけ。少し甘みを強くして、やわらかくなるまで煮込めば、子どもにも食べやすくなります。そこに七味唐辛子を振ると、酒のつまみに最適です。

煮たくあんはおもに北陸地方の郷土料理として知られています。ほかにも、各地に漬けもののアレンジメニューがあり、飛騨高山の名物「漬けものステーキ」も有名です。

これは酸味が強くなった白菜漬けを使った一品。食べやすいサイズにカットしたらごま油でしんなりするまで炒め、溶き卵でとじます。卵の固さはお好みで。最後にかつおぶしをかければ、ご飯が進むおかずになります。

酸味が強くなった古い漬けものは食べにくく、とくに子どもは嫌がる傾向に。そんなときでも、ちょっとひと手間加えるだけで食べやすくなるのでおすすめ。常備しておけばおかずが足りないときにも便利だし、食卓の救世主になりそうです。
(藤井蒼)

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