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オススメは生ハムやチーズ♡新年にぴったりな日本酒の楽しみ方♪

  • 2016.12.27
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日本酒と言うと、「和食に合わせるもの」というイメージがまだまだ強いようですが、実はある種のチーズはとっても相性が良かったり、生ハムが燗酒に合ったりと、実はマリアージュの可能性は無限大。温度帯の違いによる変化も味わってみませんか?

「セルフ燗」コーナーで日本酒の温度帯の違いを実験!?

台東区・根岸にある鈴木酒販の角打ちには「セルフ燗コーナー」があって、お客さんが好きなように燗酒を楽しむことができるのもウリ。「お燗は面倒くさいものというイメージを持っている方が多いんですが、そんなに難しいものじゃないよと、背中を押してあげたくてこのコーナーを作りました」(店長のIさん)。
コーナーにはお湯を貯めた「燗どうこ」という四角い木製の箱があり、そこにお酒を入れた錫製の「ちろり」を入れ、温度計で温度を確かめながら、好みの温度まで温める仕組み。初めてのお客様には、スタッフが丁寧にやり方を教えてくれます。

「日本酒も、ワインと同じように冷やしすぎると香りが開かないんですよ。お燗=熱燗ではなく、お酒を温めるくらいの気持ちで構いません。『酸味』の種類を確かめながら、実験感覚でお燗酒を楽しんで欲しいです」(Iさん)。

日本酒にも合うチーズがある!?

「日本酒に合うのは和食」というのはほぼ常識のようになっていますが、でも、それだけじゃもったいない感じがします。ワインのように、チーズや生ハムを日本酒に合わせるのはタブーなのでしょうか?

「日本酒にも合うチーズがあるんです。例えば、カマンベールチーズやブリードモーなどの白カビのチーズ。これはフランス北部のノルマンディー地方の特産ですが、ここはリンゴの産地でもあります。ってことはリンゴが有名な北国の青森の日本酒に合うかもしれない!あっ。長野の日本酒も!というような感じで。想像上のマリアージュを実際体験してみるとか。これも楽しみのひとつですよ」(Iさん)。

日本酒に、生ハムとレバームースとの相性は?

鈴木酒販店長のオススメに従って、日本酒にコッパというイタリア産の生ハム、アヒルのレバームースを合わせてみました(どちらもお店で買うことができます)。生ハムの甘味のある脂分が、フルーティな日本酒に良く合います!一方で、アヒルのレバームースのねっとりとした舌触りは、ぬる燗にピッタリ。お酒もムースも、お互いの旨みを高め合う相性と言えます。これを知ってしまうと、どんどんいろいろなものと日本酒のマリアージュを試してみたくなります。

「洋風なものでも、ご飯と一緒に食べるようなメニューだったら、日本酒と合うと思います。固定観念に縛られず、いろいろ合わせてみるといいですよ」(Iさん)。

持ち寄りパーティにも日本酒を

これからの季節、ホームパーティーや家族での集まりなど、お酒を飲む機会が多くなります。そんな時のお酒の楽しみ方についてうかがってみると。

「ホームパーティーだったら、ワインを持って行く感覚で日本酒を持って行くのもいいと思います。蔵元によっては、梅酒や、ゆず酒などの和リキュールと呼ばれるものを作っているところがあるので、そんな製品もオススメです。みんながワインだから、あえて私は日本酒を持って行くというのもありですよ」(Iさん)。確かに、日本酒や和リキュールは、ワンランク上の持ち寄りとして注目を集めそう。少し温めて飲み比べなんていうのも楽しそうだし…。早速、購入を決めた私でした。なお、鈴木酒販は、2017年2月には、神田に支店を出されるとのこと。お酒好きが多く集まる地での展開に期待したいと思います。

では、いよいよ次回はこの日本酒特集も最終回。より気軽に日本酒を楽しんでいただくために、簡単にできて日本酒との相性抜群の手作りおつまみをご紹介します。

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